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研究員が集めた大麦の論文
大麦研究ライブラリー
国内外で大麦の研究が進むにつれて、
さまざまな健康効果が明らかになってきました。
はくばく研究員が論文をやさしくポイント解説します。
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食物繊維を多く摂っている人ほど要介護認知症の発症リスクが低いことがわかりました!
日本人約3700人を最大21年間観察し続けた研究によって、食物繊維、特に水溶性食物繊維を多く摂るほど要介護認知症の発症リスクが低下することがわかりました!大麦には水溶性食物繊維が豊富に含まれているので、食物繊維摂取にはぴったりの食材です!
【論文】 食物繊維の摂取と要介護認知症の発症:地域における循環器疾患のリスクに関する研究(CIRCS研究)
#老化 | 2022-02
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全粒穀物を含む乳児用のシリアルが、離乳期の健全な腸内細菌叢の発達をサポートすることがわかりました!
離乳期の乳児が全粒穀物シリアルを7週間摂取したところ、小麦シリアルと比較して病原性の大腸菌群が減少し、発酵性細菌が増加することがわかりました。大麦にも同様の効果が期待できるかもしれません!
【論文】 全粒穀物と糖を含む乳児用シリアルが離乳期における腸内細菌叢に与える影響:ランダム化試験
#腸内環境 | 2021-04
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β-グルカンの摂取による腸のバリア機能改善は、脳機能にまで影響し、肥満による認知障害を軽減することがわかりました!
肥満モデルマウスにβ-グルカンを15週間摂取させたところ、肥満によって誘発された腸バリアの機能障害、脳の炎症、認知障害が改善したことがわかりました!この研究で使われたβ-グルカンはオーツ麦由来のものですが、大麦β-グルカンにも同様の効果が期待できるかもしれません!
【論文】 β-グルカンは、食餌誘発性肥満マウスの脳腸相関を介して認知障害を軽減する
#免疫 #腸内環境 | 2020-10
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大麦から抽出した水溶性多糖類が、免疫抑制マウスの免疫調節を活性化させることが明らかになりました!
高地大麦から抽出した水溶性多糖類BP-1が、免疫抑制マウスの免疫反応を改善している可能性が報告されました!大麦による免疫機能強化の更なる研究が期待されます!
【論文】 免疫抑制マウスモデルにおける高地大麦から得られた水溶性多糖類の免疫調節活性
#免疫 | 2019-01
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大麦β-グルカンの摂取が免疫機能を高める可能性があることがわかりました!
高脂肪食によって免疫系が悪化した場合でも、高β-グルカン大麦粉を摂取すると、腸内細菌叢の組成が変わり短鎖脂肪酸の産生が促され、免疫機能を強化する可能性が示されました!
【論文】 高β-グルカン大麦粉の摂取は、プレバイオティクス効果により、食事誘発性肥満マウスの腸管免疫系を強化する
#免疫 #腸内環境 | 2021-03-11
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大麦由来の天然製剤が、アレルギー性鼻炎の症状を改善させることが分かりました!
アレルギー性鼻炎の人が大麦由来の天然製剤による治療を2週間実施したところ、症状が改善することが分かりました!既存薬の代替として、この新しい天然製剤のさらなる研究に期待が高まります!
【論文】 アレルギー性鼻炎に対する新しい大麦ベース製剤の効果:無作為化比較試験
#免疫 | 2019年11月
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大麦の摂取によって、老化を遅らせることが期待できそうです!
大麦の摂取により、運動機能の低下を遅らせ、HDL-コレステロールが大幅に増加させただけでなく、マウスの寿命を約4週間延長させました!マウスでの実験ではありますが、大麦を食べ続けることで、老化を遅らせることが期待できそうですね!
【論文】 大麦食の生涯摂取と健康な老化との関連:老化促進マウスにおける身体的および認知的機能と腸内細菌叢の変化
#老化 #腸内環境 | 2019年8月
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大麦粉入りパンの摂取が、健康な日本人の食後血糖値とその次の食事の食後血糖値も改善する事が分かりました!
本研究では健康な日本人を対象に、大麦パンの摂取が食後血糖値を低下させるだけではなく、その次の食事の食後血糖値も低下させる効果(セカンドミール効果)があることが分かりました!大麦を食べ続けることで適正な血糖コントロールの調節が期待できそうですね!
【論文】 健康な日本人における搗精した大麦粉パンを含む食事の摂取は小麦パンを含む食事の摂取と比較して2回目の食事の食後血糖値の低下に関連する:無作為化対照試験
#セカンドミール #糖代謝 | 2020年4月
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麦ごはんの摂取が、健康な日本人の食後血糖値を改善することが分かりました!
健康な日本人を対象とした研究で、麦ごはんを食べた人は白米を食べた人よりも食後血糖値や持続的な血糖変動が減少していることが分かりました!麦ごはんを食べることによって血糖変動が抑制されれば、肥満を軽減し、最終的には糖尿病の発症を抑制できると期待されています!
【論文】 正常な耐糖能を持つ被験者の、食後血糖値に対する高β-グルカン大麦の影響:食事負荷試験および連続グルコース監視システムによる評価
#糖代謝 | 2019-01
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穀物由来のβ-グルカンの摂取が体重とBMIを減少させることがわかりました!
今回20件の研究を統合した解析で穀物由来のβ-グルカンの摂取により、体重とBMIが減少したことがわかりました!大麦を摂取することによって、多くの生活習慣病に関連している肥満を予防したいですね!
【論文】 体重、BMI、ウエストおよび総エネルギー摂取量に及ぼす穀物由来のβ-グルカン消費の影響:ランダム化比較試験のメタ分析
#BMI #体重 | 2019年1月