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はくばく研究員が解説する

大麦とその効用

大麦効用

意外と知られていない大麦の効用について、
穀物カンパニーはくばくの研究員が解説します。

【大麦の3つの効果】

  • 01 腸がスッキリ
  • 02 ダイエット
  • 03 体質改善

大麦パワーの主役は、水に溶ける水溶性食物繊維「β-グルカン」。食べ続けていると便秘解消をはじめ、女性にうれしいダイエットや、中高年が抱える成人病対策など、さまざまな健康効果が実感できます。

食品100g中の食物繊維量比較 (g/100g)

大麦8.5~13g、ごぼう5.7g、玄米3.0g、さつま芋2.3g、キャベツ1.8g、セロリ1.5g、精白米0.5g

(大麦: はくばく調べ、そのほか: 日本食品標準成分表2015年版(七訂)より)

食物繊維の量は白米の17倍! 便秘改善にも期待ができます。

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めざせ! 腸美人

大麦で腸スッキリ

「野菜で解消しない、しつこい便秘の人ほど効果が期待できます」

β-グルカンで固い便をスルッと出やすく

食物繊維には「水溶性」と「不溶性」があり、どちらが不足しても便秘の原因に。大麦は特に不足しがちな水溶性食物繊維「β-グルカン」を豊富に含んでいます。このβ-グルカンが腸内でゼリー状になり、固くなった便をゆるめて排便しやすくします。

腸内の有用菌を増やして腸の働きを活発に

β-グルカンは、有用菌の栄養源となって増殖させながら、病気や老化の原因となる有害菌の増殖を抑えます。その人にとって有用な菌となる善玉菌と有害な菌となる悪玉菌のバランスが整うことで、さらに排便がスムーズに。しかもβ-グルカンの粘り気で、腸内の有害菌や老廃物を便とともに体外へ排出します。

食品100g中の水溶性食物繊維,
不溶性食物繊維量比較 (g/100g)

大麦は水溶性4.5g不溶性4.0g総量8.5g、納豆は水溶性2.3g不溶性4.4g総量6.7g、ブロッコリーは水溶性0.7g不溶性3.7g総量4.4g、ほうれん草は水溶性0.7g不溶性2.1g総量2.8g、にんじんは水溶性0.7g不溶性2.1g総量2.8g

(大麦: はくばく調べ、そのほか: 日本食品標準成分表2015年版(七訂)より)

食物繊維は水溶性と不溶性をバランス良く摂りたいもの。大麦は水溶性と不溶性をほぼ半量ずつ含む理想的な食品です。

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食べて糖質コントロール

大麦でダイエット

「いつもの食生活に取り入れやすい、食べるだけの簡単ダイエット法です」

食後の血糖値上昇を抑えて、脂肪をつきにくく

食事をして血糖値が高くなるとインスリンが分泌されます。インスリンは血液中の糖をエネルギーとして消費させる働きをしますが、消費しきれなかった余分な糖は脂肪として蓄積させてしまいます。肥満防止には、食後の血糖値を急上昇させないことが肝心なのです。
大麦のβ-グルカンは、食べたものをゼリー状に包んで胃から腸へゆっくり移動させるので消化吸収に時間がかかり、血糖値の急上昇を防ぐことができます。

朝に食べれば、効果はランチまで続く!

β-グルカンが血糖値上昇を抑制する作用は、次の食事まで持続します。これを「セカンドミール効果」といいます。朝食に大麦を食べれば、昼食まで血糖値の上昇が抑制され脂肪のつきにくい状態が保たれるというわけです。実際に行われた実験で、2グループに分かれてそれぞれ大麦穀粒と小麦パンの朝食を食べた後、全員が同じ標準的な昼食と夕食を食べて血糖値の変化を比較したところ、朝食に大麦穀粒を食べたグループのほうが、昼食後も夕食後も血糖値の上昇が抑制されることがわかりました。

朝食に小麦と大麦を食べた場合の昼食・
夕食後の血糖値変化量の比較

*被験者:健常な男女12名(21~41歳)

(出典:Nilsson, AC et al:『Am J. Clin Nutr, 87, 645-654』(2008))

麦ごはんは白飯より低カロリーなだけでなく、次の食事の時にも血糖値の上昇を抑えてくれるので、朝食で摂ると一石二鳥です!

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食べるだけでうれしい変化

大麦で体質改善

「コレステロールや糖尿病対策にも。体の中から健康になりましょう」

メタボ予防に効果的

大麦の血糖値の上昇を抑える効果は、糖尿病予防にもつながります。またβ-グルカンには腸内で脂肪の吸収を抑える働きがあり、脂質異常症や動脈硬化の予防にも。

悪玉コレステロール (LDL) を低減

大麦のβ-グルカンには、小腸でコレステロールの吸収を妨げる作用があります。また、大麦の「トコトリエノール」という成分は、肝臓で血中コレステロール値を下げる働きをします。

高血圧予防や免疫力アップも!?

最近では、大麦には塩分を排出し血圧の上昇を抑える効果があるのではないかと注目されています。また、腸内環境が整うことで、代謝の改善や免疫力アップも期待できるといえます。

腸内環境は2~3週間で変化しはじめ、3ヵ月で体質が変わるといわれています。継続は力なり!