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大麦Q&A

大麦の食べ方や栄養など素朴な疑問に、
おいしい大麦研究所の研究員や管理栄養士が
わかりやすくお答えします。

1日にどのぐらい食べればいいですか? 2倍食べれば効果も2倍になりますか?
米と麦を1:1で混ぜて炊いた麦ごはんを、1日3回食べることをおすすめしています。
β-グルカンの効果を得るには、1日3g摂取することが推奨されています。大麦60g中に約3gのβ-グルカンが含まれているので、1:1で炊いた麦ごはんを1日3回、1食ごとに1膳(約150g)ずつ食べれば目標量に達することになります。ちなみに、2倍量を食べても、効果が倍増することはありません。
(管理栄養士 牧野直子)
大麦がダイエットにいいと言われるのはなぜですか?
大麦の食物繊維がカロリーコントロールなどに役立つからです。
ダイエットで大切なのは、カロリーコントロールと血糖値の上昇を緩やかにすること。大麦は水溶性と不溶性の食物繊維をバランス良く含み、血糖値の上昇を緩やかにしたり、便通を整える働きが期待できます。また食物繊維は満腹感をもたらす効果もあるので、食事の量が減ればカロリーコントロールに役立ちます。日々の食事に大麦をプラスするだけでいいという手軽さも、ダイエットが続けやすいメリットのひとつです。
(管理栄養士 牧野直子)
炊飯した大麦は、ごはんより傷みやすいと聞きましたが本当ですか? 夏場でもお弁当に入れていっても大丈夫ですか?
保存の注意はごはんと同様とお考えください。薄褐色に変わっても品質に問題はありません。
夏場の保存への注意は、ごはんと同様です。お弁当としてもおいしく食べられます。時間が経つと薄褐色に変色する場合がありますが、大麦に含まれるポリフェノールによるものなので、品質には問題ありません。
(はくばく研究員)
外国産のもち麦の方が「β-グルカン」の含有量が多いのはなぜですか?
栽培されている大麦の品種が違うからです。
栽培している大麦の品種による差が大きいと考えられます。現在は日本国内でもβ-グルカンが豊富な大麦の品種改良が進められています。
(はくばく研究員)
血糖値が高めで大麦を食べるようにすすめられましたが、栄養成分表を見て大麦の糖質が気になりました。食べても大丈夫ですか?
大麦には血糖値の上昇を抑える効果があります。
大麦には食物繊維、特に水溶性の食物繊維であるβ-グルカンが豊富に含まれているので、白米に比べて血糖値の上昇を抑える効果があることが分かっています。
(はくばく研究員)
米のように大麦にも虫がつきますか? 虫除けに唐辛子などは有効ですか?
大麦の保存も米と同様にしてください。
大麦にも虫がつくことはありますので、開封後は密閉できる容器での保存をおすすめします。また、米と同じように唐辛子などを使った虫よけには効果があります。
(はくばく研究員)
麦茶には「β-グルカン」は入っていないのですか?
残念ながら麦茶には入っていません。
β-グルカンは熱を加えても壊れませんが、麦茶には溶けだしません。ちなみに押麦や米粒麦も、麦茶と同じ“六条大麦”を原料としています(関西では麦茶に二条大麦を使う場合もあります)。
(はくばく研究員)
β-グルカンが含まれている食品はほかに何がありますか? それは大麦と同じ効果がありますか?
キノコや酵母などにも含まれていますが、効果はまだ研究段階です。
シイタケなどのキノコ類、またパン酵母などにも水溶性食物繊維(β-グルカン)が含まれています。ただし、大麦と同様の効果があるかどうかについてはまだ研究段階です。
(はくばく研究員)
大麦は何歳から食べられますか?
離乳食が終わったら、柔らかめに炊いて少しずつお試しください。
離乳食が終わったお子さまから食べられますが、食物繊維が豊富な大麦は、内臓が未熟な赤ちゃんには消化の負担になる場合もあります。おかゆなどで柔らかく炊き、少量からお試しください。
(管理栄養士 牧野直子)
大麦がお米より茶色いのはなぜですか?
大麦に含まれるポリフェノールによるものです。
ポリフェノールの抗酸化作用は体に良い影響を与えるので、安心してお食べください。また、褐色・茶色と言われることが多いですが、光や個人の見え方で、感じる色味が異なる場合もあります。
(はくばく研究員)
大麦は「腸内フローラ」にいいといわれていますが、腸内フローラって何ですか?
腸の中にたくさんの細菌が広がっている様子を表しています。
“フローラ”とは花畑。25,000種約1,000兆個の細菌が、腸の中で花畑のように拡がっている様子を例えた言葉です。花たち(腸内細菌)の大好物である食物繊維を食べることは、腸内フローラを活性化させ、健康な体づくりに役立ちます。
(はくばく研究員)
大麦と相性のいい食事や、おすすめの食べ方はありますか?
押麦、もち麦、米粒麦それぞれにおすすめの食べ方があります。
押麦はさっぱりしているので、油を使った料理や肉料理によく合います。もち麦はもちもちとしていて日本人好みの食感です。冷めてももちもち感が変わらないので、おにぎりやサラダなどにしてもおいしく食べられます。米粒麦はパラパラと軽い食感なので、炒飯やピラフにするのもおすすめです。
(管理栄養士 牧野直子)
米の「コシヒカリ」や「あきたこまち」のような品種は、大麦にはないのですか?
大麦にもたくさんの品種があり、特徴や加工法もさまざまです。
現在市場に出回る多くのうるち性大麦は「ファイバースノー」という品種です。古くからある「シュンライ」や「ミドリムギ」は、タンパク質の含有量が多いので今は麦茶に加工することが多いです。もち性大麦には「キラリモチ」、「もっちり星」、「ホワイトファイバー」、「はねうまもち」などがあり、特に「ホワイトファイバー」は、より白い大麦を作ろうと品種改良された大麦です。
(はくばく研究員)