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研究員が集めた大麦の論文

大麦研究ライブラリー


大麦は内臓脂肪やBMI、ウエスト周囲径を低下させてくれることが確認されました!

#内臓脂肪 #血清脂質 | 2007年12月12日

大麦の摂取により血中の総コレステロールとLDLコレステロールが低下するだけでなく、内臓脂肪・BMI・ウエスト周囲径も低下することがわかりました。他の報告を見てもわかるとおり、大麦の脂質代謝改善作用はさまざまな試験でしっかりと確認されています。

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【論文・レポート】

β-グルカン高含有大麦が日本人男性の血清コレステロールおよび内臓脂肪面積に及ぼす影響ーランダム化二重盲検プラセボ対照試験

Effect of High β-Glucan Barley on Serum Cholesterol Concentrations and Visceral Fat Area in Japanese Men—A Randomized, Double-blinded, Placebo-controlled Trial

■概要
本試験では、白米を高β-グルカン大麦に置き換えた食事の摂取が、高コレステロール血症の日本人男性における内臓脂肪面積ならびに血清LDLコレステロールおよび総コレステロールを低下させるかどうかを調べた。BMI>22 kg/m2の44人の高コレステロール血症の日本人男性で、「ランダム化二重盲検プラセボ対照介入試験」を実施した。被験者は、白米(プラセボ群)または米と高β-グルカン精白大麦混合ご飯(試験食)を12週間摂取。その結果、精白大麦の摂取により、LDLコレステロールおよび総コレステロールの血清濃度が有意に低下した。エンドポイントでの内臓脂肪、BMI、およびウエスト周囲径についても試験群とプラセボ群間で有意差が見られた。高β-グルカンの精白大麦の摂取は、LDLコレステロールだけでなく内臓脂肪面積も減少させることがわかった。
■研究者
Chikako Shimizu (1.Frontier Laboratories of Value Creation, Sapporo Breweries Ltd.,)
Makoto Kihara (2.Bioresources Research and Developmet Department, Sapporo Breweries Ltd..,)
Seiichiro Aoe (3.Department of Food Science, Otsuma Women's University)
Shigeki Araki (1)
Kazutoshi Ito (2)
Katsuhiro Hayashi (2)
Junji Watari (1)
Yukikuni Sakata (4. PS Clinic, Medical Co., LTA Clinical Pharmacology Center)
Sachie Ikegami (2)
■出典
Plant Foods for Human Nutrition 2008年 63巻 1号 P.21-25

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