はくばくは大麦や雑穀の素材の健康機能性からそれらの育種、味・香りの研究に至るまで幅広い視点で研究を行っています。それもすべてお客様に確かな根拠を持った信頼ある製品をお届けするためです。最先端の技術を積極的に取り入れられるよう産学連携の研究体制を取り、様々な企業・大学・研究機関と共同研究を実施しています。

大麦の機能性の研究

大麦の水溶性食物繊維β-グルカンについて大学と共同研究

はくばくでは大麦の基礎研究を、大麦研究の第一人者である青江誠一郎教授が在籍する大妻女子大学をはじめ、山梨大学や慶應義塾大学などの様々な研究機関と共同で行っています。主な研究テーマは、大麦が血糖値や腸内環境に与える影響について。まだまだ未解明な部分の多い大麦β-グルカンの働きを日々研究し、自分たちで得た信頼できるデータで製品の機能面をフォローしています。研究チームは、はくばくの縁の下の力持ち的な存在です。

大麦摂取が腸内環境に与える影響を動物試験、臨床試験、コホート研究など様々な方法で評価

大麦β-グルカンが腸内環境を良くしてくれることは分かっているものの、具体的に腸内環境をどのように変化させ、私たちの体にどのような影響をもたらすか、詳細は分かっておりません。そこで、はくばくではマウスを用いた試験により、大麦の血糖値上昇抑制のメカニズムについて腸内環境の視点から解明を試みています。また、株式会社メタジェンの独自テクノロジー「メタボロゲノミクス®」を用いて大麦を摂取したヒトの腸内環境を詳細に評価したり、はくばく社員の腸内環境を測定し、大麦が腸内環境と健康にどのような影響を与えるか解明するコホート研究を実施したりするなど、様々な視点から大麦が腸内環境に与える影響について研究を行っています。

株式会社メタジェン

育種の研究のサポート

押麦や米粒麦に加工されるうるち性大麦「ファイバースノウ」。これは、大麦に白さを求める消費者の声に応えて作られた品種。長野県が育種をし、十数年の歳月をかけて誕生させ、その後はくばくが主体となって全国に普及させました。今や市場の8割以上を占めるまでに成長しています。一方、「ホワイトファイバー」や「はねうまもち」などは、国産もち麦への期待を背負う品種として注目を集めています。

白さを計る「白度計」を使い、搗精されたものが白さの基準に届いているかを、しっかりチェックする。

麦茶のおいしい香りの研究

紅茶、コーヒー、ワインなど多くの飲み物は味・香りの違いを楽しむ嗜好品です。一方で、麦茶で味や香りをじっくり楽しむ人はあまり多くありません。そこで、麦茶にも味・香りの違いがあることをお客様へ分かりやすく伝え、大麦にこだわり続けてきたメーカーとして麦茶をもっとおいしく楽しんで欲しいという思いから麦茶のおいしい香り研究をスタートさせ、研究成果である「麦茶フレーバーホイール」を作成・発表しました。

はくばく作成の麦茶フレーバーホイール