はくばく こだわり 品質

大麦・もち麦

「もち麦」や「押麦」などは、それほど加工されていないように見えるため、どれでも同じと感じるかもしれません。でも、ムラなくおいしく麦ごはんが炊けるよう独自加工を行ったり、安心して食べていただけるようチェックを重ねたり、たくさんの工程を重ねて作っています。

原料を仕入れる

安全で
おいしい原料を
手に入れるために、
現地調査に行きます。

原料となる大麦の安全性や質のよさは何よりも大切です。国内産、外国産問わず、現地まで出向いて調査を行っています。訪問先では生育状況に加え、工場の施設や管理体制を確認するほか、栽培している畑だけではなく、周辺にアレルゲンなど影響を及ぼす作物がないかどうかも確認します。

原料品質のチェック

安心を
お届けできるよう、
多岐に渡る品質検査
念入りに行います。

仕入れをする度、約400項目にわたり残留農薬の検査を行います。ほかにも、原料の水分量が基準を満たしているかの確認や、混入物がないかなどの検査を実施します。すべての検査項目をクリアしなければ、原料として使うことはありません。

異物を取り除く

複数の選別機を通して、異物を徹底的に取り除きます。

工場に届いた原料には、大麦の茎や葉、近くの畑で作っているほかの作物、小石など、さまざまなものが混ざっています。これらを徹底的に取り除くのは簡単ではなく、大麦の重量より軽いものは風で吹き飛ばし、大きさが異なるものはふるいで分離するなど、何台もの機械を組み合わせて選別します。

大麦を削る(搗精)

炊き上がりを均一にするために
0.01mm単位で削り加減を
調整します。

大麦を砥石(といし)で削る工程が「搗精(とうせい)」。麦粒が割れないよう、一気に削らず数回に分けて少しずつ削って外皮を取り除きます。炊き上がりが常に均一になるように0.01mm単位の細かい設定をしながら削り、大きさをそろえます。

粒を切断する

大麦から
黒い筋を取る時は、
麦の小さな粒を半分に切ります。

見た目や形をお米そっくりに加工する「米粒麦」の場合は、大麦を真ん中の黒い筋に沿って半分にカットします。ここでカットした大麦は、数回に分けて削って黒い筋をきれいに削り落とし、お米のような色と形にします。

大麦への想い

みんなに食べてもらえるように、黒い筋のない大麦を作りたい

大麦が貧しい食のイメージだった時代に、「栄養的に優れている大麦をもっと喜んで食べてもらうにはどうすればいいのか」と思案した創業社長。そして思いついたのが、大麦の特徴である黒い筋を取り除き、お米のように白くすることです。近所の鉄工所の片隅を借りて、数名の社員とともに試行錯誤を繰り返しながら、精麦機の開発を行いました。そして2年後「峡南式高速度切断機」が完成。お米のような白い麦「白麦米(はくばくまい)」が誕生したのです。

蒸す・冷やす・乾燥する

ご家庭で調理した時においしくなるよう、
丁寧に下ごしらえをしています。

大麦はお米に比べると、吸水率や火の通りがよくありません。そのためお米と炊いたときに、お米と同様にふっくら炊き上がるよう、あらかじめ蒸気で加熱して、冷却・乾燥させるなど下処理にもひと手間加えています。

押して平らにする

「押麦」に加工する場合は麦粒をカットせず、搗精後に熱を加えて大きなローラーの間を通し、厚さ1mmほどに圧ぺん。できるだけ薄く、均一な厚みにすることで、水を吸いやすくなり、お米と一緒に炊き上げることができます。

味と香りの品質チェック

包装された製品は、X線や金属探知機で異物をチェックし、重量が規定通りか、賞味期限の印字が正しいかを確認。その後、サンプルを採って炊飯し、味や香り、色などを確認する品質チェックを毎日行います。

完成

ご家庭で調理した時にいつでもおいしく炊けるように、いくつもの工程を積み重ね、大麦商品は完成します。

はくばく こだわり 品質

ーおいしさと安全のためにー