The Kokumotsu Company

はくばくって、こんな会社です

健康効果が証明されつつある大麦。
創業当時からそのよさを信じ、多くの人に喜んで食べてもらうことを考えてきました。
そして1953年に発売したのが、大麦の粒を半分に切って黒い筋を取り除いた「白麦米(はくばくまい)」です。社名はこの名前に由来します。
創業以来今なお、私たちは当時のこの想いとともに歩んでいます。

はくばくの商品とシェア

創業以来、大麦をはじめとした
穀物のおいしさ
追求しています。

取り扱いカテゴリーの商品パッケージ写真。大麦・もち麦、雑穀、麺、麦茶・穀物茶、粉

創業以来、大麦や雑穀、小麦などの穀物を扱っているはくばく。穀物は主食として毎日食べていただくことができます。だからこそ日常的に皆さんの健康をサポートできると考えました。はくばくは皆さんに穀物をもっと身近に感じ、たくさん食べていただけるように穀物のおいしさを追求しています。

国内の大麦(精麦)の約6割を、
はくばくが提供しています。

大麦(精麦)の国内シェア
グラフ:はくばく59%、他社41%。※売上金額ベース、原料は含まない

日本国内の小売店で売られているもち麦や押麦など食用の大麦(精麦)の約6割をはくばくが提供しています。

出典:INDEX:SRI 指標:マーケットサイズ(金額)
データ期間:2018年度4月-3月

創業とその想い

麦こそ健康の源」という
想いが出発点でした。

創業当時はくばくの本社がある山梨では、東京に働きに出た若者たちが1年もすると体調を崩して帰って来たそうです。ところが、山梨で半年も暮らせば治る。これは、そこで食べていた麦ごはんのおかげだと言われ、創業者の長澤重太郎は大麦の健康効果を確信しました。以後「麦こそ健康の源」として、当時は食べにくかった麦ごはんをもっと食べやすくすることに取り組んだのです。

麦の力を信じ続けた
創業者・長澤重太郎

創業者・長澤重太郎は「事業がいかに社会に貢献できるか」を考え、自社の成長だけではなく、業界や地元の発展にも尽力してきました。たとえば、県の教育委員を長きにわたり務めるとともに、地域に必要な商業高校の誘致にも奔走。全日制の増穂商業高校の開設に力を注ぎ、その後も多額の私財を投じて施設や設備の充実を図りました。目先のことや私欲にとらわれず、長い目と広い視野で地域のことを考えていました。

長澤重太郎

1912年山梨県生まれ。41年にはくばくの前身となる峡南精米株式会社を設立(翌年には峡南精麦株式会社に改名)。53年には、大麦の黒い筋をなくすために筋に沿って麦粒を半分に切る切断機を開発。以後も画期的な穀物商品を世に送り出す。81年没。従五位勲四等瑞宝章受章。

麦だけだった商品は、
穀物全般へと
大きく変化してきました。

1948年当時、はくばくが扱っていたのは大麦のみでした。穀物のおいしさを追求し続け、「骨太家族」や「押麦」などの大麦商品とともに、「十六穀ごはん」などの雑穀商品、さらには麦茶、乾麺、ラーメン、小麦粉、穀粉など多様な穀物商品を開発。穀物カンパニーとして成長してきました。

商品と売上高の推移のグラフ:1948年大麦のみで売上高約500万円。2018年売上構成、大麦9,809百万円、雑穀3,520百万円、乾麺2,410百万円、麦茶1,982百万円、製粉1,236百万円、飼料210百万円、その他2,694百万円、売上高合計約210億円。

はくばくの礎、開発力

独自の技術を生み出し、
磨き続ける。
それが、はくばくの礎です。

麦ごはんをもっと食べてもらうために考え出したのが、大麦の黒い筋を取り除くこと。もちろん、そんな機械は世の中になかったため、失敗を重ねながら自分たちで作り出しました。これが土台となり、新商品を作るときに必要な機械がなければ自分たちで作るという風土が生まれ、いくつもの特許を取得しています。現在も「ないものは作る」という精神は引き継がれ、機械の開発も続けています。

峡南式高速度切断機2年の歳月を経て1953年に完成した大麦の切断機。黒い筋のない大麦はこの機械により実現されました。

おいしい原料があれば、
国内外どこまでも追い求めて
いきます。

よりよい商品を作るために、妥協できないのが原料と環境です。良い食感のうどんを作るために、最良の小麦粉を探し求めた結果、オーストラリアの小麦粉に出合うことができ、迷わず現地に工場を設立。また、本物のそばを作りたいと考えていたところ、信州のきれいな水と空気に触れ、ここならおいしいそばが作れると確信し工場の設立を決めました。

お客様の声に耳を傾け、
ニーズを見出して商品開発をしています。

「カルシウム不足が気になる」という声に応えて、普段食べるごはんから摂取できるようにと大麦にカルシウムを添加した「骨太家族」を開発。また、赤ちゃんに食べさせるために「麺を短く切る手間が大変」という声に応えるべく麺を短くカットした「ベビーめん」が誕生しました。お客様から寄せられるさまざまな声に耳を傾け、必要とされる商品を開発しています。

新しい品種を生み出す「育種」に、50年以上協力しています。

米と同じように大麦にも多様な品種があります。
国や地方自治体などでは、よりよい品種を生み出すための「育種」を行っています。
はくばくでは50年以上にわたり育種に協力しており、
現在育てられているもち性大麦のほぼすべてに関わっています。

穀物の新たな可能性を見出すための研究が続きます。

はくばくでは新商品を開発するための実用化研究を行う「製品開発」だけではなく、穀物の可能性を探る「基礎研究」にもチームを作って取り組んでいます。現在は大学や他の企業・研究機関と連携しながら、食後血糖上昇抑制や腸内環境の改善など、大麦や雑穀の健康機能性に着目した研究を実施。穀物が持つさまざまな健康効果を明らかにすることを目指しています。

これからも穀物の新たな可能性を見出すために、
未来を見つめた研究・開発に取り組んでいきます。