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6月16日は「麦とろの日」!麦とろごはんの魅力を探る


蒸し暑い季節にも、のど越しよくサラリと食べられる麦とろごはん。栄養価も高いことから、体調を崩しがちなこの季節にはうってつけの料理です。夏バテ防止にも活用したい麦とろごはんの魅力を探ります。

汗とともに失われるミネラルやビタミン

6月16日は麦とろの日。「むぎ=6」「とろ=16」をかけた語呂合わせですが、夏を迎える前のこの季節から食事に取り入れることで、夏バテの予防が期待できます。ところで、夏バテはなぜ引き起こされるのでしょうか? 要因の一つは、ミネラルやビタミンなどの不足です。近年、夏の暑さは厳しくなり、こまめに水を飲むことが常識となりました。しかし、汗をかくと水分だけでなく、臓器や組織を円滑に働かせるために必要なミネラルや、糖質を燃やしてエネルギーに変える際に欠かせないビタミンB1などの成分も失われてしまいます。また、ストレスを受けると体内のミネラルが大量に消費されますが、暑さ自体が大きなストレスとなり、ミネラルが不足することにもなります。加えて、暑さによる食欲不振や冷たいものの摂り過ぎで消化機能が低下し、栄養不足に陥ることなども、夏バテの原因になるといわれています。

「麦ごはん」+「とろろ」は理想の組み合わせ

夏バテ防止には栄養バランスのとれた食事が大切ですが、これからの季節、食べやすいそうめんなどに偏りがちに。そこでおすすめしたいのが、麦ごはんにすりおろした山芋をかけていただく麦とろごはんです。麦ごはんは白米よりもさっぱりとしていて、とろろと合わせることでのど越しよくサラッと食べることができます。しかも、大麦は白米に比べ、カルシウムやマグネシウム、カリウムなどのミネラル類、ビタミンB群、食物繊維などを多く含んでいます。麦ごはんを食べることにより、発汗で失われがちな栄養分の補給ができ、食物繊維が腸を整えてくれます。一方の山芋も、ビタミンB群や食物繊維、カリウム、マグネシウムなどが豊富。さらに、山芋のぬめり成分には胃腸の粘膜を保護する働きがあり、でんぷんを消化する酵素のジアスターゼも多く含み、理にかなった組み合わせが麦とろごはんなのです。

“アレンジ麦とろ”で、今年の夏はおいしく元気に!

麦とろごはんが夏バテに効果的とはいえ、たびたび食卓に登場させると飽きてしまうのではと思われる方もいるかもしれません。とろろの味は淡泊なので、いろいろな食材との組み合わせも楽しめます。お肉と合わせて、スタミナ満点の一品にすることも。麦とろごはんにするときには、白米に対して大麦を3割程度にすることで、大麦の食感が感じられよりおいしくいただけます。今から、麦とろごはんで夏バテ予防を始めてみてはいかがでしょうか。

■さっぱり食べるアレンジ麦とろ
ネバーギブアップ麦とろ
納豆麦とろ
みょうがとオクラの麦とろ

■スタミナ満点のアレンジ麦とろ
がっつりスタミナ肉麦とろ丼
スタミナ焼肉麦とろ

6月16日は麦とろの日

腸活に!大麦。夏バテに!麦とろごはん。
基本の麦とろの作り方から日本列島各地の食材を使用した麦とろレシピを紹介。
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