研究員が集めた大麦の論文
大麦研究ライブラリー
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麦ごはんにとろろをトッピングして、おいしく血糖値を管理しましょう!
#インスリン #糖代謝 | 2023-04
麦ごはんは食後の高血糖を防ぐことが知られていますが、とろろをトッピングすることでその効果をさらに得やすくなることがわかりました!
![$infoResearcher['name']](https://www.hakubaku.co.jp/omugi-lab/cms/wp-content/uploads/2018/02/illust_male_l-200x300.png)
【論文・レポート】
健康な日本人成人が麦ごはんと山芋とろろを一緒に摂取すると、食後の血糖値とインスリン分泌が低下する:無作為クロスオーバー試験
Co-ingestion of traditional Japanese barley mixed rice (Mugi gohan) with yam paste in healthy Japanese adults decreases postprandial glucose and insulin secretion in a randomized crossover trial
- ■概要
- 【目的】 麦ごはんに山芋とろろをトッピングした「麦とろごはん」は、日本の食文化のひとつである。さらに大麦と山芋とろろは両方とも食物繊維が豊富であるため、それぞれの食品において、食後の高血糖を抑えることが報告されている。そこで本研究では、麦とろごはんを摂取した場合に、食後の血糖値とインスリン分泌にどのように変化するかを評価した。
【方法と結果】健康な日本人14名に、白米のみ、白米とろろ、麦ご飯、麦とろごはんの4種類の試験食を食べてもらった。その結果、白米のみを食べた場合と比較して、麦とろごはんを食べた後では血糖値とインスリンの曲線下面積が大幅に減少した。
【結論】麦とろご飯を食べると、食後の血糖値が下がり、インスリン分泌が減少することが明らかになった。 - ■研究者
- Tsubasa Matsuoka(1. Hakubaku)
Ayako Yamaji(2. University of Yamanashi)
Chihiro Kurosawa(1)
Manabu Shinohara(2)
Ichiro Takayama(2)
Hiromi Nakagomi(2)
Keiko Izumi(2)
Yoko Ichikawa(University of Shizuoka)
Natsuyo Hariya(Yamanashi Gakuin University)
Kazuki Mochizuki(2)
- ■出典
- Asia Pac J Clin Nutr. 2023;32(1)