大麦は2型糖尿病患者の 血糖値上昇を抑制することを確認 -科学雑誌『Diabetology International』掲載-

株式会社はくばくは、医療法人健清会那珂記念クリニック(所在地:茨城県那珂市)遅野井健院長および山梨大学生命環境科学部地域食物科学科(所在地:山梨県甲府市)望月和樹教授との共同研究により、大麦は2型糖尿病患者においても血糖値上昇抑制効果があることを確認しました。

これまで健常者における大麦の食後血糖上昇抑制効果は確認されてきましたが、2型糖尿病の治療を受けている患者における効果は検討されていませんでした。本研究では、糖尿病治療薬のメトホルミンを服用している糖尿病患者と投薬治療はせずに食事・運動療法のみの糖尿病患者において大麦の摂取で食後高血糖が抑制され、同じく糖尿病治療薬であるアカルボースを服用している糖尿病患者でも同様の傾向が見られました。この結果より、大麦の摂取は2型糖尿病患者における血糖コントロールの手段として有効である可能性が示唆されました。
なお、本研究成果は科学雑誌『Diabetology International』(Diabetol Int. 2022 Apr 13(2):387-395)に2022年4月13日に掲載されました。

▽ニュースリリース
hakubaku_【news release】20220720_大麦は2型糖尿病患者の血糖値上昇を抑制することを確認

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