大麦摂取による脂質代謝改善効果には個人差 機械学習により効果が期待できる人の腸内細菌叢も明らかに

株式会社はくばくは、国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所ワクチン・アジュバント研究センターの國澤純センター長(ヘルス・メディカル連携研究センター併任)および山梨大学大学院総合研究部医学域社会医学講座山縣然太朗教授との共同研究により、大麦摂取による脂質異常症リスク低減効果が期待できる人、期待できない人が存在する「個人差」に、腸内細菌が関係していることを明らかにしました。さらに、大麦摂取による脂質異常症リスク低減効果が得られる人を腸内細菌から予測する、機械学習を用いたモデルを構築することに成功しました。

構築したレスポンダー予測モデルは、脂質異常症に対する大麦の効果の有無を腸内細菌の組成から事前に予測し、パーソナライズされた食事指導戦略を立てるなど新しい栄養指導方法として将来的につなげていくことが今後期待できます。

本研究成果は2022年3月24日、科学雑誌『Frontiers in Nutrition』(Front Nutr. 2022 Mar 24;9:812469)に掲載されました。

▽ニュースリリース
hakubaku_【news release】20220607_大麦摂取による脂質代謝改善効果の個人差には腸内細菌が関係

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