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毎日のフルーツビネガーで手に入れる美と健康


美容や健康にいいといわれている「酢」。その効用としてよく知られているのが、疲労回復効果です。疲労は乳酸が体内に蓄積されることでも起こりますが、酢の主成分の酢酸やクエン酸が乳酸を分解する働きを円滑にしてくれます。また、腸の動きを活発にしてくれるため、美肌に大敵な便秘解消も期待ができます。さらに、毎日大さじ1杯の酢を摂り続けるという実験によって、内臓脂肪の減少、高めの血圧の低下、食後の血糖値上昇の緩和などの効果があることがわかりました。ただし、酢の摂取をやめてしまうとその効果も得られなくなってしまいます。効果を得るためには、大さじ1~2杯ずつ、毎日、酢を摂り続けることが必要です。

酢が苦手な人にもおすすめ!

酢にはツンと鼻をつくにおいや、酸っぱい味わいがあることから苦手という人も少なくありません。そういう人たちにもおすすめなのが、フルーツと組み合わせて手軽に作るフルーツビネガーです。清潔な保存びんに、好みの酢、好みのフルーツ、氷砂糖を入れて冷暗所に置き、毎日びんを振って混ぜるだけ。1週間ほどして氷砂糖がすっかり溶けたら完成です。酢、果物、氷砂糖の割合は、1:1:1が基本。また、シナモンやクローブ、ミントなどハーブを加えると、ひと味違うフルーツビネガーが楽しめます。

大麦のサラダにフルーツビネガードレッシングを!

フルーツビネガーは、さまざまな使い方ができます。水やお湯で薄めたり炭酸で割ったり、牛乳と混ぜたり、ヨーグルトにかけたり。夏は、かき氷のシロップ代わりにも。また、酢のものや、オイルと合わせてドレッシングやマリネ液など、お料理にも活用できます。血糖値の上昇や脂肪の吸収を抑える働きのある大麦のサラダに、ドレッシングとして使うとさらに効果が期待できそうです。

大切なのは、長く飲み続けること

健康効果が期待できる酢ですが、たくさん飲むほど効果が大きくなるわけではありません。また、飲むときの濃度が高すぎると、酸の影響で口や胃の中があれてしまうことがあるので注意しましょう。ドリンクにする場合は、10倍ぐらいに薄めます。また、朝起きてすぐなど空腹時も避けて、飲む量は原液で1日に大さじ1~2杯程度に。酢の恩恵を受けるには、毎日、少しずつ、長く飲み続けることが大切です。