ごぼうより優秀!コスパよく食物繊維を摂るなら、大麦が最強説!

物価高や米の高騰に悩まされた2025年。これから迎える2026年を少しでも賢く健康に過ごすために、“食物繊維のコスパ”を見直しませんか? 食物繊維が多いといわれる食材と、もち麦や押麦などの大麦を徹底比較! お得に食物繊維が摂れるのは、どれ?
節約と健康の両立に悩むご時世、「食物繊維」足りていますか?
世界的な気候の変化や猛暑や円安などの影響から、野菜や果物、お米、小麦製品、コーヒーにチョコレートなど、2025年はあらゆる食品の値上げに見舞われました。日本全国における食料の消費者物価指数は2020年比で12%*1増となり、物価高を肌で感じている人も多いのではないでしょうか。
食卓に欠かせない野菜の高騰は身近な問題で、節約を優先するとどうしてもおろそかになるのが、栄養バランスです。野菜に多く含まれている栄養素の一つ「食物繊維」はもともと、ほとんどの日本人に不足*3しているといわれている中、物価高の影響でますますの悪化が懸念されます。食物繊維は、便秘予防をはじめとする整腸効果、血糖値上昇の抑制、コレステロールの低下など、多くの生理機能が明らかになっている*2大切な栄養素。そこで注目すべきが、「大麦」です!
食物繊維の“コスパ最強”食材は大麦だった!?
2022年に株式会社はくばくで行われた「身近な食材の食物繊維量と、食物繊維1gの摂取にかかる価格」の調査によると、ごぼうやきゃべつ、玄米、納豆など、食物繊維が多いことで知られる食材と比較して、大麦(もち麦、押麦)は、100g当たりの食物繊維の含有量が多く、さらに食物繊維1gを摂取するための価格が低いことが明らかになっています。
「日本食品標準成分表2020年版(八訂)第2章本表 別表1プロスキー変法の値」(文部科学省)、2020年1月から1年間の平均価格(日経POS情報サービス)、「主要品目の都市別小売価格」(2019年平均)東京都区部(総務省)を元に作成
まず、食材100g当たりの食物繊維の含有量を比較すると、「玄米3.0g」「納豆6.7g」「ごぼう5.7g」「きゃべつ1.8g」なのに対して、「もち麦 12.9g」「押麦7.9g」と豊富であることがわかります。また、食物繊維1gを摂取するのにかかる価格でも、「玄米12.6円」「納豆9.5円」「ごぼう16.1円」「きゃべつ9.4円」に対して、「もち麦 5.2円」「押麦6.2円」と、リーズナブルという結果に! (ただし穀物類は乾物換算値)
これを元に、お茶碗一杯分の炊いたもち麦ごはんと同等量の食物繊維(2g)を摂ろうとした場合に必要な、他の食材の量と価格を算出すると、以下のようになります。
※食材量は目安です。
例えば、毎日2回の食事をもち麦ごはんにすれば、厚労省が目安とする「1日当たりプラス3〜4g」*2が十分に補えますし、もち麦や押麦などの大麦は、少量を白米に混ぜるだけなので無理なく取り入れられるでしょう。しかし、きゃべつや納豆を上記の量、毎日・毎食食べ続けるのは、精神的にも経済的にもなかなか難しいですよね。つまり、食物繊維を補いたいなら、大麦から摂るのがもっとも楽で“コスパが良い“ということ! また、食物繊維には「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」の2種類があり、大麦には、腸内環境の改善や食後の血糖値の上昇抑制などの効果がある「水溶性食物繊維」が豊富。食物繊維の質の面でも、優秀といえます。(参考:水溶性食物繊維と不溶性食物繊維は、どう違う?)
大麦で、賢く健康な一年を
もち麦や押麦などの大麦は、「お米にプラスαで買い足す=高い」と思われがちですが、節約したいけど栄養バランスが気になるという方にこそおすすめの、コスパ最強食材といえるのではないでしょうか。2026年は、大麦で食物繊維をお得に手軽に取り入れ、健康な一年をお過ごしください。
参考
*1「2020年基準消費者物価指数 全国2025年(令和7年)9月分」(総務省)
*2「健康日本21アクション支援システム~健康づくりサポートネット~」(厚生労働省)
*3「令和5年国民健康・栄養調査報告」「日本人の食事摂取基準(2025年版)」(共に厚生労働省)
