麦ごはん嫌いの子どももモリモリ食べる!? 白米そっくり「米粒麦」
健康志向の高まりから再び食卓に取り入れられ始めた「麦ごはん」。その一方で、見た目や食感が白米と異なることから、「子どもがなかなか食べてくれない……」とお困りの家庭も多いようです。そんな時に頼りになるのが「米粒麦(こめつぶむぎ)」。形も色も白米そっくり! 米粒麦の麦ごはんなら、子どももおいしく食べられます。
麦ごはんの最大のハードルは“見た目”?
現代人が不足しがちな食物繊維を補う食品として昨今、注目を集める麦ごはん。家庭でも気軽に食べられるようさまざまな麦製品が販売される一方、一度は食卓に出してみたものの、「見た目や食感が白米と違うので、子どもが食べない」「健康のために続けたかったが断念した」といった声があるのも事実です。麦ごはんについて行われたある調査によると、「できれば白米に混ざっていることが気づかないように食べたい・食べさせたい」と答えた人は19.8%、「見た目や食感が、白米に近ければ良いと思う」と答えた人にいたっては24.5%に及び、子どもも一緒に麦ごはんを囲むためには、“いかに白米に近い感覚で食べられるか”が一つのカギになっています*1。
まるで白米! 米粒形の「米粒麦」なら子どももきっと好きになる
子どももモリモリ食べてくれる、白米のような麦ごはんがあったらいいのに……。そんなお悩みをお持ちのご家庭も多いのではないでしょうか。実は今、麦はどんどん進化していて、白米ごはんと同じような感覚で食べられる麦もつくられています。それが「米粒麦」。その名のとおり、米粒(白米)そっくりに加工された大麦のことで、皮を剥いたあとに真ん中の黒条線(スジ)に沿って切断して精麦されているため、見た目は白く、食感も白米に極めて近いのが特徴です。米粒形の麦そのものは1960年代にすでに発売されています。当初は、白米と比重が異なる麦を一緒に炊いても浮き上がらないようにする目的で開発されました。その後、各食品メーカーや生産農家が嗜好性を追究して、精白技術や品種を改良。今では、味も見た目もより白米に似た麦へと進化し、子どもや麦ごはん初心者の方でも、おいしく食べられるようになったというわけです。白米と同じようにそのまま炊いて食べるのはもちろん、米粒麦入りの麦ごはんをチャーハンやカレーに使えば、もはや見分けは不可能!? きっと子どもも喜んで食べてくれるでしょう。
*1 麦ごはんに関するアンケート調査(2022年はくばく調べ)