INTERVIEWインタビュー
複眼的な思考と知識で
精麦の中核へ
2020年度入社
開発部 製品開発課
本多(ほんだ)
ジョブローテーションで得た
視点を活かして
製品開発課の仕事は、商品の設計を担う取り組みが中心です。
商品戦略部からの依頼や商品のコンセプトに基づいて、ターゲット層の味覚とニーズに沿うような味・食感を目指し、実際に工場で製造できるのか、どれくらいの品質でできるのか、どれくらいの価格になるのか、など中身の構成を考えています。製造現場と結びつけていく社内のハブとして、工場、技術部、品質保証部、購買部などかなり多くの部署といろいろな関わりを持ちながら動いています。この課に来て1年の下っ端ですが、誰ともコミュニケーションがとりやすく、自分の意見が言いやすい環境です。
商品別のカテゴリーのうち、私は精麦と麦茶を担当していますが、カテゴリーごとに仕事内容の特色があると感じています。
精麦カテゴリーは、商品の改良に着目し、より良くするための仕事が多いです。麦という素材の味がそのまま商品に繋がるため、新品種を使っても品質がぶれないか確認したり、新しい原料を分析して比較したり、地道な作業が多いかもしれません。
入社1年目は、精麦工場で製造・包装のオペレーター業務を経験したのですが、それがいまの仕事にも活きています。精麦も麦茶も大麦が原料で、加工度が高くない商品のため、原料についてを知ることがとても大切です。工場でどんなふうに品質が保持され、皆さんがどんな作業をしているか。実際に体験したうえで知識を得ることがすごく大事だったんだ、と改めて実感しています。
一番大きいと思うのは、人間関係ができたことです。工場に試験のお願いをすることも多いですが、「本多は工場のことをわかっている」と言っていただき、連携がスムーズになりました。どんなに商品のことを考えても、最終的には工場で品質を保ちながら製造していただかなければいけません。早くに距離を縮められて良かったと思います。
一方の麦茶カテゴリーでは、検証を行うことが多いです。たとえば、麦茶は粉砕を細かくするほど早く味は出るのですが雑味も出やすくなるのでその変化を検証したり、商品戦略部から水出し麦茶のパックを小さくしてマイボトル用に、という企画が来たときは、実際に作れるのか、小さくしたときに味が落ちないか、などの検証をしました。
麦茶の勉強を始めたのは製品開発に来てからですが、「開発だけの見方ではない工場的な目線がある」「人とは違う視点の意見がありがたい」と先輩に言っていただけたのがすごくうれしかったです。
さらに学び、圧倒的な精麦の知識で
飛躍したい
入社して良かったと思うことはたくさんあります。
昔から原料や調味料に興味があって、料理の素材を作るような食品会社に入りたい、加工度が低く原料に近いものを扱いたい、ずっと向き合っても飽きたり嫌いにならないものがいい、と思っていました。いまは業務で試食や試飲を頻繁にしていますが、イヤだと思うことは一切ありません。もっとおいしくするにはどうしたらいいんだろうって自然に考えながら仕事ができています。
知識があり、いろいろな部署とコミュニケーションを取りながら仕事をする先輩方を見ていると、まだまだ勉強不足だと感じます。私が知りたいこと、見たいと思うことは丁寧に教えてくださいますし、他のカテゴリーの勉強会などにも参加していますが、私のキャリアのベースになるのは精麦の知識だと思っています。上司からも、開発部内で精麦の知識に関して圧倒的になってほしい、と言われていますので、その期待に応えられるように、これからも現場を見たり、検証したり、それらをまとめたりという一連の経験を重ねていきたいです。良い関係性ができていると仕事がやりやすいことは工場のジョブローテーションでも実感していますので、他部署とのつながりも大事にしていきます。
2020年度入社開発部 製品開発課
本多(ほんだ)
「食に携わりたい」という想いではくばくにIターン就職。
人から好かれる性格で、チームメンバーとのコミュニケーションもしっかりと取り、自部門だけでなく会社として物事を捉え仕事を進める様子に、周囲の先輩社員からも一目をおかれる存在。
※部署はインタビュー時点です