INTERVIEWインタビュー

影響力の大きな仕事で
大麦雑穀をもっと身近に

2019年度入社

業務用販売部第一課

吉丸(よしまる)

調査・検証・試作…
課題解決までの過程を学んだ2年間

入社して2年間は業務用販売部の開発課で、3年目から同じ部の営業になりました。
開発課では営業のサポートとしてコンビニエンスストアを担当する先輩に付くことが多かったのですが、チームの一員としてお客様の課題をどう解決するか考えていきました。
開発として関わった商品が発売されたのですが、スタートは、コロナ禍で人の動きがどうなるか予想もつかない中、「とにかくアイデアがほしい」というご相談からでした。
市場調査や消費者調査を行い、ニーズを探り、社内でもたくさん話し合い、仮設を立て、さまざまなデータを集めて提示し、今までになかった新しいコンセプトのお弁当が生まれました。目的に沿ったおいしいもち麦ごはんを実現するため、会社のキッチンで試作し、試食評価をし、試食品を持って商談に行き…ということを何度も繰り返しました。

ようやく迎えた発売日当日。ランチタイムはコンビニに行き、商品が並ぶ写真を撮って社内で共有しました(※撮影許可をいただいて)。自分の関わった商品がちゃんと売り場に並んでいる! 本当にうれしかったですし、感動しました。もちろん自分でも買って食べました。平常心とは言えない状態でしたが(笑)、「本当においしい!」と感じたことは覚えています。
いまは営業として、冷凍加工メーカーやコンビニや外食企業などを担当しています。開発課での調査や検証、試作の経験は、課題解決までの流れやおおよその時間がイメージしやすいという点で、とても役立っています。

簡単じゃない、
でも影響力も成果も歓びも大きい

業務用の営業は、採用までのハードルは多いですが、それだけに採用されたときの影響はかなり大きいです。コンビニや有名飲食店に採用されれば、本当に多くの皆さんに食べていただけますから。
提案が採用されても、商品化されるのは半年から1年後なので、進行中の仕事の成果はまだ先のこと。実際に商品として並ぶまではどうなるかわからないという怖さもありますが、それ以上に、新たな商品が世の中に出ていくまでの一部始終を見守るというか育てるような感覚というか、ワクワクするような気持ちが大きいです。業務用の場合、お客様の商品に当社の社名が記されることはほとんどありませんが、携わったものが世の中に出ていく歓びに変わりはありません。
営業になって日が浅く、いまはお客様の要望に対応することで精一杯ですが、これからは本質的なニーズや課題を引き出せるような力をつけたいと思います。
なにより、大麦雑穀の魅力をもっともっと発信できるようになりたいです。
もともと食品に興味があり、大学では稲の育種を研究していたこともあって、作物が持つ力をもっと広めたいという気持ちで入社しました。それはいまも変わりませんし、自分の根本的なモチベーションを保ちながらやりたかったことができていると感じます。

いま大麦雑穀を食べてくださる方は健康意識の高い方が多く、つまり一部の方には受け入れられていても、まだまだ大麦雑穀の良さに気づいてもらえていないのが実情で、それが業務用営業のハードルになっています。でもそれは、私たち業務用販売部の提案次第で変わる可能性も大きいということ。
どんな飲食店でも雑穀ごはんが当たり前に食べられる。コンビニで普通に大麦ご飯が売られている。そんな環境を作りたいと思いますし、健康にいいという理由だけでなく、おいしいから食べたいと思っていただきたい。
大麦雑穀を、もっと身近な食品として知ってもらえるような提案をしていきたいですし、そのための勉強もたくさんしていかなければ、と思っています。

2019年度入社 業務用販売部 第一課 吉丸(よしまる)

2019年度入社業務用販売部 第一課

吉丸(よしまる)

業務用の開発から営業に部門異動。求められているもののゴール、目的をしっかり意識をしながら仕事をし、また、変化をチャンスと捉える姿勢と貪欲に知識を習得する姿は社員のかがみと上司も太鼓判を押す。
彼女の人柄から「いるだけで場の雰囲気が和む」との声も。
※部署はインタビュー時点です