主食を考える

ごはんってそんなに悪いのか?

 先日、大阪出張の帰り道、新大阪駅で昼食の時に驚くべき光景にでくわしました。一人でいわゆる定食屋さんに駆け込んで自分の注文をして、ふと隣を見ると男性一人客の方がちょうど食事を終えたところでした。するとおかずはすべて食べてあるのですが、ごはんには全く手が付けてないのです。まさかこれからごはんだけ食べるのかな?なんて思っていると、そのまま席を立って出て行ってしまいました。要するに定食屋さんでご飯を食べずにおかずだけで食事を済ませたのです。

 その後、二人組の男性客が同じ席について、しばらくすると注文された品が運ばれてきました。そこでまた体格の良い男性が一言。「ええっ、俺こんなにごはん要らないよ。参ったなあ。」と。私はたまたま隣り合わせたお二方の行動に強い衝撃を受けました。ここまでご飯に対してネガティブな考え方が当たり前のように定着し、男性が実行しているのか、と。だって定食屋なんだから最初からごはんがセットってわかっているのに、そういうお店でのこの経験。定食屋ってご飯をおかずと一緒においしくバランスよくとるお店じゃないのって感じです。

 やはり最近の低糖質ダイエットが影響しているのでしょうか。当社への問い合わせの中でも、大麦って糖質が多く含まれているので心配、というようなものが目立ってきました。穀物というのはそもそも炭水化物がメインの食物であり、糖質が多く含まれるって言われても・・・と困惑してしまいます。ここまで「糖質」が悪者になって良いのでしょうか?すごく不思議で、残念な気持ちです。

 糖質は確かに血糖値を急激にあげてしまい、それによる健康への悪影響はあると思います。しかし大麦など食物繊維を一緒に摂るなど工夫をすればその弱点も補えます。やはり食と言うものは極端なことは良くないのではないでしょうか。すべての食物は良い点、悪い点がありそれを理解してバランスよく、万遍なく摂る、というのが大切だと私は考えています。それにしても最近の糖質を敵対視するような風潮はどう考えてもおかしいと感じます。私が穀物の会社の経営者だから損得で言うのではなく、国民の健康にとって本当に「危ない」と感じます。

 糖質、ご飯がもっと人間にとって大切なものである、ということが当たり前に理解されるように我々も微力ながら頑張らねばならないと改めて思いました。でも美味しいご飯を、美味しいおかずで腹いっぱい食べる幸せって人間の根源的な喜びであるように思うのですが。ちなみに私はもち麦を朝思いっきり食べて、ご飯もしっかり食べ、お酒もしっかり飲んでいますが、5kg体重が減りました。しかも内臓脂肪が減ったので、ウエストが引き締まったという理想の痩せ方で。こういうダイエットが広がれば良いのですよね。

アメリカでの主食文化?

 今朝も5時半に起きて約1時間ほど走って気持ち良い汗をかいたのですが、その最後、家に着く直前にハッとひらめきました。以前から私はThe Kokumotsu Companyと、あえて穀物をKokumotsuという言い方にして、日本の穀物文化を世界に広めよう!といってきたのですが、これはもう一つどういうことなのか、私の中で不明確でした。ただ、日本に独特の穀物の文化があるはずだ、という思いがあったのでそういうものを世界に広めよう、ということだったのですが・・・。今回のアメリカでの食事を経験して、また昨日、社員のみんなとアメリカで買ってきたお米製品を試食してみて、ハッとしたのです。

 

 それはアメリカには穀物を主食として捉える概念がないのではないか?ということです。シカゴで立派なステーキハウスで美味しいカンザスビーフもいただきました。またシカゴで有名なピザのお店にも行きました。ロスでは美味しいコース料理もいただきました。しかしやっぱり穀物を主食にして、それをおかずで食べる、という概念は全くないよなあ、と思ったのです。また昨日試食した無菌パックのご飯なんかちょっと日本人では食べられないようなレベルだったのですが、あれは日本人にとっての主食としてのご飯ではなく、付け合せの一つくらいの食材なのか・・・と思い至ったんです。要するに日本の穀物文化というのは、ご飯を主食にしてこれを中心に食事が成り立つ、ということなのか、ということに気付いたのです。

  

 確かにアジアをもっと研究しないとこの穀物=主食というだけでは日本の独自の文化というにはあたらないかもしれません。しかし少なくともアメリカではこの穀物を主食とするという考え方を文化として広めていくことがThe Kokumotsu Companyとしての役割なのか、と思えてきました。このアプローチはもしかすると非常に大変なことかもしれません。お醤油だってアメリカであれだけ普及していますが、それは日本人が考える醤油の使い方ではなく、アメリカの文化に融合した形で普及しているのですから。お米の市場があれだけ広まったのは主食ではなかったから、ということも言えるのでしょう。ただ我々が目指す方向性として穀物を中心に据えた食生活をどこまで浸透できるか、ということに挑戦したい気がしてきました。

 

 だからこそ我々が気をつけねばならないのは、日本人が評価するお米の価値観と主食文化のないアメリカに住む方々が評価するお米の価値の軸は全く違う、ということです。当然のこととして雑穀への評価もまた全く違うことになるのでしょう。昨日食べたアメリカの加工食品を「なんだ、こんなまずいものを食べているのか!」といってしまうのは簡単ですが、なぜこういうものが事実として普及しているのか、ということをもっと考えねばならない、、ということでしょう。自分達の価値観からアメリカでの市場展開、商品開発をしていってはいけない、ということです。幸い我々にはオーストラリアのスタッフ、アメリカの販売代理人のパワーもあります。こういう人たちの知恵をネットでフル活用して、事業展開していくってなんだかワクワクします。さて、どうなりますか・・・。

食は心をつなぐもの!

 当社も来春の採用面接がすでに始まっています。実は私もかなり早い段階から積極的に参加しているんです。厳しい就職戦線を勝ち抜くために学生も真剣ですし、そういう学生に私もなるべく早い段階で接し、可能性のある学生を一人でも多く当社に来てもらいたい、見逃すまい、という思いで面接に参加しているのです。最近行った集団面接の中で非常に私が勉強になった考え方がいくつもあったのでご紹介したいと思います。

 

 一つ目はやキャンプなどで子供といっしょに遊びながら学ぶ、という活動をしている学生さんからでした。彼が言うには「キャンプに参加して改めて親子のコミュニケーションが希薄になっていることに気がついた。そしてその親子のコミュニケーションは何と言っても食事がベースになっていることにも気がついた。その食事においてお母さんの手間がかかっていることが子供にとって愛情であり、そこから会話が弾むことが分かった。」と言っていました。実はこれは私もよく社内外で言っていることなんです。当社の製品は家でご飯を炊く、乾麺をゆでる、麦茶を沸かす、といったひと手間がかかるものだけれども、これが愛情の表現につながるって。やっぱり電子レンジでチン!で はいどうぞ!、では会話も弾みませんよね。ハッとしたのは、その前段です。そう、確かに家族のコミュニケーションにおいて食事の果たす役割は本当に大きい!ということです。家族にとって食事がどれだけ大切か、これを再認識させてもらいました。

 

 2つ目は食における思いやり、という話でした。当社を志望する学生さんはそれぞれ食に対して高い意識を持っている人が多いのですが、彼女が語ったのは「母が自分の健康を考えて、嫌いなものを分からないようにしたりして、一生懸命食べさせてくれた。もちろん栄養的にも必要な話だと思うが、そういう親の愛情をありがたいと思った。食にとって思いやりが私は重要だと思います。」ということでした。これもなるほど!でした。この話からも食というのは、単に栄養を摂るものではない、ということを改めて教えてもらいました。

 

 3つ目は、食品メーカーの家庭の食に対する示唆を与えてくれました。その女性は「食品会社において大切なことは、各家庭の色、味に染まることのできる製品を提供することだと思います。食事は家族の絆を深める場であると同時に、思い出をつくる場でもあるからです。」と語ってくれました。このコメントにも感動しました。家庭の色、味に染まる食品って良い表現ですよね。確かに食品て言うのはそういう側面を持っていますね。つい簡便性を追い求めてしまうのが食品メーカーだけれども、その家庭の味に染められる、というのも心をつなぐという重要な意味では価値になることを教えてくれました。「みんなすごく良いこと言うなあ。」とつくづく思ってしまいました。

 

 これらの学生の真摯な意見を、今朝散歩しながら思い出しながらもう一回考えてみました。これまで私は「穀物の感動的価値の創造」とずっと言ってきましたが、そこにひとつ大きな視点が落ちていたなあ、と思ったんです。そう、家族の愛情を育む、という大きな大きな価値です。むしろこれが食の持つ本質的な価値の一つだったと気がつきました。豊かな食生活の実現、と言ってきましたが正にその豊かさとは「心の豊かさ」だったことを改めて強く感じました。そうそう、食が豊かな関係を結ぶのは家族だけではないでしょう。「食は心をつなぐもの!」ということですね。自分たちの仕事が人間にとって一番大事な心を結ぶことに貢献しているんた、ということに気づかせてもらいました。ありがたいなあ、と思います。食に携わるという言うことは、心をつなぐ仕事なんですね!

残り9試合

 久しぶりにヴァンフォーレ甲府のことを書こうと思います。先日の岐阜戦、非常に劇的な勝利でした。私は長いシーズンでどこかに節目があり、そこで勝てるかどうか、という厳しい局面があると考えていますが、今回の岐阜戦はそのひとつであったように思います。上位の各チームは「絶対に勝たねばならない」というプレッシャーの中で、緊張感を持った戦いをしています。その中で今回甲府は先制点を後半に奪われるという最悪の展開。しかもその後も点が入らず、ジリジリと時間だけが過ぎていくというさらに悪い展開。

 それを打破し、2点を奪って逆転勝利したことは、非常に大きな意味があると感じています。というのは、これまで課題とされていた「下位のチームからの勝利」という課題を苦しみながらもクリアしたからです。どんなチームにも苦手意識というものはあるはずです。ヴァンフォーレの場合はどうもこの下位チームにあるように思えてなりません。理由はいろいろと言われていますが、私は決して選手が油断しているとか、楽して勝とうと思っているとか、とは思っていません。逆に「この試合は絶対に勝たねばならない」という思いが、選手を縛り付けて、焦らせているように考えています。

 仕事でもそうですが、「○○しなければならない」という考えだと、苦しくなってしまうのです。逆に「○○したい!」と考えると楽しくなってくるのです。きっとヴァンフォーレが上位のチームに強いのは「勝ってやるぞ!」という前向きな気持ちになって戦っているからだと私は思っています。それで結果が出ているのですから、技術的、戦力的には絶対にJ1に昇格できるチームなのだと確信しています。

 さあ、残りは9試合となりました。これからの残り9試合は、正にこの「気持ちの勝負」となってくるのではないでしょうか。一つはもちろん「絶対に昇格するんだ」という強い気持ち。最後の最後まで諦めない、全員の思いが強いチームが最後の栄冠を勝ち取るのでしょう。そしてもう一つは「勝たねばならない」という義務感ではなく、「絶対に勝ってやる!」という前向きな楽しむ気持ちが大切だと思うのです。

 私は間違いなくJ1昇格してくれるものだと信じています。もう既に来期のJ1の戦いをイメージしてワクワクすることもあるくらいです。残り9試合というのは実は短くもあり、長くもある試合数です。一つ一つ、勝ちを重ねていくこと。これしかないでしょう。今年のチームスローガンである、一丸(ICHIGAN)を正に発揮するときがやってきました。もちろんこの一丸にはサポーターも、スポンサーもフロントも皆含まれるのでしょう。さあ、気合を入れていくぞ!

大麦食品シンポジウム

 今年も9月5日(土)に大麦食品推進協議会での7回目となるシンポジウムを東京・恵比寿のサッポロビールさんの本社で開催いたしました。

プログラムは

フジ産業株式会社 静岡本部 業務部課長 鈴木 君子 
 「給食事業におけるクライアントニーズへの取組み」 

 東京都荒川区立 原中学校主査 栄養士 宮島 則子  
 「生きる力を育む学校給食の取組み」

 日本大学短期大学部 食物栄養学科 准教授 神戸 絹代
 「食物繊維を活かした献立開発のポイント」

 東京慈恵会医科大学附属青戸病院 栄養部課長 林 進
 「東京慈恵会医科大学附属病院における食事提供」


という多彩なメンバーによる講演とディスカッションです。これまでアカデミックな内容が多かったシンポジウムも今回はグッと実際に大麦を使っていらっしゃる方たちにリアルな話をしていただこう、ということになったのです。

 今回のシンポジウムでもいろいろな気付きをいただきました。フジ産業給食さんの鈴木さんのお話では、事業所によって食に対する意識の違いで麦ご飯の選択率が15%になるところと、90%を越すところがでてくる、ということでした。意識の高い事業所とは医療関係の会社さんだったのですが、それにしてもそういう風に理解し、皆で一緒に食事を摂るとこういう形が自然に実現するのですね。しかも前向きに。すごいことです。

 原中学校の宮島先生のお話のバイタリティーには舌を巻きました。これまでも様々な食育を行なっているのですが、池上先生と一緒に大麦をお仕事をしてからは大麦にもほれ込んで、週4回、しかもメニューによっては5割麦飯を学校給食で出しているのだそうです。「全く誰も文句は言いませんよ」と涼しい顔でおっしゃっていました。これが当たり前!という姿勢で臨めばそういうことになるのですね。全ての学校でこういう給食になったら、すごいだろうなと思いました。もう一度学校給食に真剣に取り組まねば!と思った次第です。

 そして一番強く考えたのは、「やっぱり大麦ははくばくが一番一生懸命やらねば駄目だ!」ということです。この日4名の先生方から改めて大麦の可能性を感じさせていただきました。これをもっと世の中の多くの方に知っていただき、食べていただき、健康になっていただくにはやはり我々がもっと頑張らねば駄目だ、と反省したのです。もちろん雑穀も良いけれども、創業社長が一生を懸けて普及させようと努力した大麦、このすばらしい穀物にもっと情熱を傾けねば、ということです。

 そうそう今度の10月3日はその創業社長を偲び、大麦の普及を誓う当社の社内行事「麦の日」です。この日、こういうことをもう一度社員にしっかり話そうと思います。

 

 

 

価格は価値か?

 1月ももう21日になりました。あっと言う間の20日間、という感じですね。年末、新年とややゆっくりと動いていた周りの時間が、またスピードを上げて廻り始めた、という感覚です。さて当社もいよいよ来期の予算編成という大切な時期を迎えたので、先日私から予算の方針というものを社内に示しました。その作成に当たって昨年の方針を読み返して、改めてその背景の違いに驚きました。

 昨年は何と言っても4月小麦30%値上げにどう対応するか?というのが最大の焦点でした。ちょうど昨年2月は1ブッシェル$12という歴史的最高値をつけていた時期であり、また10月の値上げも相当ある、という見込みでした。そんな中で「この値上げをどうやってお客様に理解していただき、また当社としてどこまでコストダウンで吸収できるか。」というのが、方針を貫く軸でした。ところが今年は?というと、逆に4月に小麦の15%程度の値下げが予想され、景気も本当に悪化して、世の中は「値下げムード」という中でどう対応するのか?という全く逆の話となってしまったのです。

山梨県米穀のお仕事

 昨年の6月から山梨県米穀というお米の卸さんの社長をやり始めたことは1年前、このブログで紹介しました。それから1年経ちましたがお米のビジネスはやはりこれまでやってきた大麦や小麦、雑穀、そばと言う他の穀物と勝手が違うなあ、と思っています。というのは、私の信条として「最終的な消費者に満足してもらう」ということに焦点を当てて、商品、サービスを供給することが一番大事だと思っているのですが、これだけでは駄目なんですね。

 昨年の秋には急に34万トンというお米が政府に買い上げられ、一気に市場から隔離されました。結果として当然仕入れ価格は高騰し、今はちょうど新米の出回る端境期ですがこの時期に去年のお米が仕入れにくくなる、という異常な事態になっています。本当は豊作なのに、政治力で市場から相当量のお米が隔離されてしまったために、逆のことが起きてしまっているのです。だから我々のような中小の卸では、仕入れに大変苦労している、と言う状態です。全くおかしな話だと思いませんか?

お米の粉

 最近、我々の食糧業界では、お米の粉=米粉の議論が大変にぎやかになっています。その根っこには自給率の低さと昨今の小麦価格の高騰があります。つまり小麦粉もかなり高くなってきたので、米に若干補助金を出せば、価格的にも競争できる米粉のパン、麺ができるのではないか?という理論です。さらにそうやってお米の消費が増えれば、今生産調整といって転作、休耕させている40万ヘクタールの水田をもっと活用でき、自給率も上がる、という生産者、行政にとっても大変良い結果となるわけです。

 業界紙を見れば、本当にいろいろな企業が「米粉への参入、自社の独自性」を語り、行政・農水省側も「米粉の消費拡大への期待、支援」を表明し、生産者も「もっとお米を作りたい。だったら米粉でパンや、麺にして消費すれば良いじゃないか。」といったように、生産者、行政、加工業者の3社がそれぞれの立場で米粉への大きな期待が高まっているんです。

 いろいろな企業というものを、もう少し整理してみますね。まずは既存の米粉製造業者です。この中にもいわゆる伝統的なダンゴの粉、和菓子用の米粉を作っていた会社と、行政の補助制度も使って最初からパン、麺用の新しい用途に向けて研究、製造してきた会社に大きく分かれるんじゃないかなと思っています。それに加えて、粉を作ると言う点では同業である小麦粉製粉企業、原料のお米を扱うという点で接点を持つお米卸業者、これに商社系の企業も今後の大きな市場を期待して興味を示しています。言って見れば、これから爆発するのではないか?という期待と不安?から、今米粉に何らかの関係を持っていなければまずいぞ、と思わせるような雰囲気なんです。

お酒を止める?

 この前「病気にならない生き方」(サンマーク出版)という新谷弘実先生の有名な本を、いちやまマートの三科社長からいただき早速読んでみました。以前からこの本が大変売れていて、しかも世の中に影響を及ぼしていることは知っていたのですが、お恥ずかしながら読むのは初めてでした。これを読んで見て、はくばくという会社にとっての影響と、自分の体に対して、という二つの面から感想を持ちました。

 まずは会社にとってですが、この本で推奨する穀物中心、しかも精製していない穀物、雑穀の食事は当社の目指すところであり、正に我が意を得たり、と言う感じでうれしく思いました。こういう本が世の中でヒットしている、ということと、昨今当社の雑穀製品が非常に好調である、ということは同じ根っこにあるのでは、と思いました。つまり世の中の人は食事という生活の根本を見直すことで、本当の意味で健康になりたい、という強い思いをもっている、ということです。文中に、押麦、アワ、キビ、ヒエ、アマランサスをしっかり食べましょう、なんて書いてあると、本当にうれしくなってしまいました。

松嶋啓介シェフ

 昨日は当社の新商品発表会を東京・有楽町のABC COOKING SCHOOLさんのスタジオを借りて行いました。今年で3回目になる新商品発表会ですが、1年目は恵比寿のロブションさん、2年目は白金の八方園さんというちょっと変わった趣向で行い好評を得ました。そして今年は・・・と言いますと、フランス・ニースに在住で日本人最年少で3年連続のミシュラン一つ星を獲得した松嶋啓介シェフによる「大麦料理」が味わえる、と言うことでした。http://www.keisukematsushima.com/

 サニーサイドアップのスタッフの方、また当社の関係者の努力によって会場設営もバッチリ行われ、メディア関係者も予定通り集まっていただきました。その中で今年は「調理用大麦」というアメリカ産のもち大麦・サルートという品種を使った新製品を主に発表をしました。この大麦の食感を松嶋シェフも本当に気に入ってくれたようで、この大麦が美味しかったからこの仕事をする気になった、とおっしゃっていました。というのも、松嶋シェフは非常に素材に対するしっかりした考えを持っているからなんですね。この日3品紹介いただいたのですが、全て美味しかったです。当たり前ですよね。もっとこの美味しさを上手に表現できれば良いのですが・・・。でも本来ニースに行かねば味わえない松嶋氏の料理を東京で味わえるとは、非常に得した気分でした。

わくわくヒロインネットワーク

 もっと早く書くつもりだったのですが、丁度一週間前の土曜日、この前のブログにも書いた「わくわくヒロインネットワーク」の全国集会に早稲田大学へ行ってきました。その後、そのご褒美?に「はるみ」というみかんを送っていただきました。これはポンカンと清美というみかんの子供なんだそうです。ややこしいことに、デコポンの兄弟なんですって。しかしこれが本当にうまかったんですよ。正に我々が目指す「感動的なおいしさ」でした。妻も子供も大喜びで、私も慌てて自分の分を確保しましたよ。こんなにおいしいみかんを作るなんて、日本の農業はすごい!と思いました。また丹精込めて作ったんだなあ、という作り手の愛情まで伝わってくるそんなやさしい甘さでした。

 その全国集会ですが、やっぱりすごい刺激を受けて帰ってきました。パネルディスカッションの企業側のもうお一方が岐阜・サラダコスモの中田社長さんだったんですが、「農業はこれから世界規模で考えるべき。適地適作が大事なんだ。」という趣旨のお話をしたら、大変なことになってしまいました。長崎・五島列島で農業をしている、という最前列の女性が涙ながらに「だったら、私たちは農業をすべきではないんでしょうか。」と訴えて・・・。皆さん自分の農業に誇りと自信を持っている方が聴衆でしたから、ちょっと不穏な雰囲気になってしまったような・・・。

山崎ようこさん

 先週の火曜日19日に福井県・三国町から山崎ようこさんと事務局の能登さんが当社を訪れました。山崎さんと能登さんは一度このブログで取り上げたのですが、田舎のヒロインわくわくネットワークというNPO法人を運営しており、この3月1日、2日に早稲田大学で行われるそのNPOの全国集会の準備のために奔走しているのです。詳しくはこのHPをご覧ください。http://inakano-heroine.jp/net/news/000134.html

 実はそのひとつのコーナーで農家の方と学生さんと企業がディスカッションをするという企画がありまして、その企業側の一人として私が参加することになっているので、今回ご挨拶と説明を兼ね、工場見学のためにわざわざ福井からお見えになったということです。正直に言って私はまだまだ農業というものに対しての関わりは非常に薄く、お役に立てるかとても心配なのですが、少しでもお手伝いしたい、と思って参加させていただくことにしました。

小麦の値上げ

 いよいよ4月から小麦の30%値上げが2月15日(金)に正式に決定されました。この発表当日、都内で中小製粉企業の若手経営者の集まりがあり、そこで以前から農水省の担当官からお話を伺うことになっていたのですが、奇しくもこの発表と重なることになってしまいました。そこに集まっていたのは私と同年代の社長さんが多く、これから20年くらい業界を背負っていく人達へのこれからの厳しい原料事情の宣告のような気がして、歴史の因縁と言うようなものを感じてしまいました。

 その担当官がその決定を発表したとき、その会場には言いようのない雰囲気が漂いました。「やっぱり、そうか」という予想通り、と言う思いはあるのですが、一方で経験したことの無い、しかも非常に厳しい値上げ環境の中での大幅値上げに「一体、これからどうなるのだろう」という不安も膨らみ、いつも元気なこの会のメンバーにも一瞬重苦しい沈黙が広がりました。

お米の価格

 久しぶりにちょっと堅い話題ですが、本来のこのブログ立ち上げの趣旨である、主食について書いてみたいと思います。それはお米の価格、と言う問題です。これは日本の農業にとっても、生活者にとっても、またこれを扱う流通業者にとっても大変重要な問題です。

 実は先日、日本一の六条大麦の生産地である福井県に伺ったときのことです。私は大麦の話ばかりしておりましたら、12月1日に谷垣政務調査会長始め政治家の先生が多数お見えになって、産地視察やら現場の農家の声を聞く催しがある、とお聞きしました。自民党としてこれからの農業政策をどのように考えていくか、選挙も絡んで重要な局面にあると認識しているのだなと感じたのですが、一方でその結果としてまた「バラマキ型の農政」に逆戻りするのではないか、という危惧も感じたのが事実です。

 今回急遽発動された「政府米34万トン+10万トンの餌米買い増し」も、選挙対策のにおいのするものでした。結果的には生産者サイドのお米の価格は上がり、流通業者は悲鳴を上げています。結局スーパーサイドの価格が上がらなければ、そのしわ寄せは中間業者に来る構造となっているのです。

穀物相場の高騰

 今アメリカ・シカゴの小麦相場は、1ブッシェル=$8.5という歴史的な高値をつけて推移しています。これまれ小麦相場と言えば$3〜4/ブッシェルというのが大体のレンジでしたが、①トウモロコシのエタノールへの転用、②中国、インドなどの食糧事情の変化(畜肉の消費増大=穀物を餌として使用)、③オーストラリアなどの干ばつによる凶作という3つの大きな要因が重なってきて、このところ$4〜5/ブッシェルという相場をつけていました。それがこの春先から何とさらに信じられないような高騰を続け、あれよあれよと現在の$8.5という相場となってしまったのです。

 ちょうど今日本では小麦に対する自由化が始まったところでして、この4月には変動価格制度の導入がなされ1.3%の値上げとなりました。これは年二回変動させることになっていまして、この10月には上記のような国際相場の高騰を受けて10%値上げとなりました。さらに来年の4月には10%の値上げが確実視されています。しかもこの10%と言うのはあくまで政策的に設定された取り決めでして、それがなければ来年の4月には20%を越える値上げもありうるのです。そのためこの値幅制限が本当に良いのかどうか、これも議論の対象になってきているという状況です。

片山米店さん

 今日から5月になりました。私の誕生日は5日、妻が同じ年の6日、長男が10日ということで、このところ我が家はバースデーラッシュ?となります。おまけに結婚記念日も9日なのです。

 自分が生まれた月だから、と言うわけではなく、私はこの5月、特にゴールデンウィークの時季が大好きです。この時季の風の臭い、空の青さ、木々の新緑が好きなんです。そろそろ近所では田植えの季節となり、田んぼに水が張られるのですが、この上を通って吹いてくる風が特に良いですね。夏に向かっていく、しかしまだ夏ではない、という季節がもしかすると気に入っているのかもしれません。

 さて先月末はこのブログもちょっと更新がされなかったこと、反省しています。また頑張って更新していきますので、よろしくお願いします。ということで今回はちょっと遅くなってしまったのですが、4月22日に大阪で行われた当社主催の米穀店向け勉強会について書きます。

パン工房ろみぱん

 先週の火曜日、10日にヤマハ発動機さんのブランド・マネジメント室 室長の 齊木さんに会いに磐田へ行ってきました。実は 齊木さんとは以前には一度、しかも1時間ほど会っただけなのですが、「これはきっと貴重な縁だ!」という私の嗅覚がピピッと反応し、斎木さんのお誘いをありがたく受けて磐田へ早速お邪魔したのでした。

 そして私の勘(?)は的中し、非常に有意義な時間を過ごすことができました。1兆5000億円の売り上げを上げる大企業のブランド管理、事業や製品の幅も広く、世界中に広がっています。その上、YAMAHAブランドは音楽や楽器のヤマハ株式会社のブランドでもあり、本当に我々の企業規模では考えられないようなスケール、複雑さでブランドをマネージしていました。本当にお疲れ様です。

 そして何より驚いたのは、彼らは自分たちのブランドの価値やポジションニング、そしてこれから目指すべき方向など、すべてを自力で作っていました。さすがです。我々もブランド育成にはかなり力を入れてきたつもりでしたが、方法論的にはコンサルタントに頼っていた部分がかなりあったことを反省しました。やはり苦しんでも自分たちで生み出したことは、これからの社内の説得、巻き込みに大いに役立つのでしょう。自分たちで問題を解決する覚悟を持った集団だと思いました。

雑穀料理をしてみました!

 18日の日曜日に、前日雑穀アドバイザーの講座の中で紹介されていた、ひえを使ったポテトグラタンを私が作ることにしたのです。と言うのも、そのアドバイザー講座・調理実習の際に、松田先生が教えるとおり作ると、何と簡単に、そしておいしく雑穀料理ができることか、と感心したからです。「うーむ、これだったら料理下手な私に出来るかもしれない」と思ったのです。

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こちらがその仕上がりです。結構良い感じでしょ。見た目は・・・。料理を作っているときも、いつになく手際よく、サッサと順調に進み、我ながら「これはうまく行った」と思っていたのです。伝家の宝刀包丁も相変わらず良く切れるし、ジャガイモもスパッと松田先生に教えて頂いたとおり、真直ぐに5mm間隔で切りましたよ。ニンニクが焦げる香ばしい臭いもしてきて・・・。妻も「今回はいい感じじゃない。」と期待してくれていました。

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テーブルの全景はこんな感じでした。白ワインも準備して・・・と。家族全員が揃って、さあ、食べるぞって言うことで、このポテトグラタンを取り分けようとすると・・・・。

私たちがやりたいこと

 私は最近「当たり前」のことに気づきました。それは一人一人の生活者は「穀物だけを食べているんじゃない」ということです。「何、言ってるの?」と思われるでしょうが、こういうことです。

 私たち「はくばく」は「The Kokumotsu Company」として穀物の感動的な価値を創り、もっと多くの人に心から喜んで穀物をもっと食べてもらいたい、と思ってきました。そしてこれは今も本当の思いです。しかしそれだけを目指していては、生活者には魅力はないんだ、ということに気づいたのです。つまり食事全体として魅力あるものになって初めてお客様は「ああ、こういう食事をしたい」と思ってくださるのであって、単に穀物が良いですよ、おいしいですよ、と言っているだけでは片手落ちも片手落ち、全く独りよがりなんだ、と思いました。穀物だけの価値を訴えていても、それは業界の都合、とも思われかねません。テレビでよくやる「○○が体に効く!」ってな類に近い発想ですよね。

大麦食品推進協議会・藍さん

 このところのヴァンフォーレ甲府のスポンサーの件で本当に多くの方(アクセス累計25000件!)にこのブログに来ていただき、私自身が驚き、感動し、涙もホロッとしてしまいました。このたびの件、心から感謝いたします。我々も本業のほうでもっとがんばらねば、という決意を新たにした次第です。

 さてそうは言っても、そろそろ「主食」のテーマにも戻らねば・・・。実はこの騒動?の前に「載せますからね!」と約束していたテーマが3つほどあるものですから、順次公開していきたいと思います。まず最初は、大麦食品推進協議会(http://www.oh-mugi.com/)で創設から大変お世話になったサッポロビールの藍さんが、この1月20日で退職されることになったので、送別会をしたときのお話です。

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 左は当協議会の池上幸江会長(大妻女子大学教授)でして、その隣が藍さんです。藍さんのお陰で、この協議会は驚くほどスムースに立ち上がり、その後も非常に楽しく、有意義なイベントをやってこれました。本当にありがとうございます。この笑顔からもお分かりのとおり、お人柄が最高でして、飄々としながらも、実に堅実なお仕事ぶりに敬服しておりました。聞けば前職はサッポロビールの関連ワイン会社の社長さんだったとか・・・。なるほど、と思いました。でも一度そういう社長という立場を経験していながら、今度は非常に雑務の多い事務局を立派に勤め上げる、ということ、すごいと思っていました。

うれしかったこと

 今朝、お客様相談室の佐久間さんからうれしいメイルをもらいました。それは当社の「ふんわりパンの粉」を買ったお客様からのメイルでした。以下、そのまま引用させてもらいますね。

はじめまして、こんにちは。

この度貴社の「全粒粉をおいしくミックスしたふんわりパンの粉」をはじめて利用しました。家でパン焼き機を使ってよくパンを焼くのですが、今回このふんわりパンの粉を使って、感動するほどおいしい「豆乳仕立ての全粒粉食パン」が焼けました。これからも愛用していきます♪
今回「ふんわりパンの粉」を購入して、そういえばここしばらく愛食している「お豆と雑穀ごはんの素」と同じはくばくさんの製品だと気づきました。
お豆と雑穀ごはんも、感動したんです、はじめて食べたとき!週に3日くらい利用しているのですが、あの香ばしさと噛むほどに味わいの出るご飯に、ついついお代わりしてしまいます。
それで、はくばくさんとはどのような会社だろうと興味を持ってHPへ参りました。理念を読ませていただき、私の感動を是非お伝えしたいと思い、投稿しました。

管理栄養士をしているからと言うわけではありませんが、staple foodの大切さ、主食がおいしいから食事がおいしいと言う気持ちは私も強く持っています。
whole foodsー丸ごといただくーと言うスタンスで食の大切さを啓発していこうと頑張っています。
これからも、はくばくさんが理念に則ってますます活躍されることをひとりの消費者として応援しております。

雑穀エキスパート交流会

 昨日の土曜日、今回で2回目となる雑穀エキスパート取得者による交流会が、銀座数寄屋橋交差点のクルーズ・クルーズで行われました。雑穀協会側からも、内田会長はじめ岩手・プロ農夢の伊藤副会長、キッコーマンの井上常務理事、信州大学の井上先生、料理研究家の松田先生などが参加し、エキスパートの方々も全国から120名が集まり、大変和やか、かつ熱気のあふれる催しとなりました。

 今回の目的は雑穀エキスパートの方々が双方に情報交換をして、お互いに刺激を受けたり、参考にしたり、またネットワークを作るために開いたのですが、今回私も参加してみて、改めてこのエキスパートの方々の真剣な熱意に驚かされました。参加募集もあっと言う間に満員御礼となってしまったのですが、それも北は北海道、南は熊本から、という遠いところから参加していただきました。やっぱり女性が多いんですね。女性の方々の”食”に対する問題意識の高さ、危機意識が行動を起こさせるのでしょうか。

雑穀エキスパート受験

 先週末の土曜、日曜に私も雑穀協会主催の雑穀エキスパートの試験でした。2004年7月に発足したこの協会は、雑穀の普及・啓発と国内農業の振興を目的に作られた協会ですが、その協会が始めたこの「雑穀エキスパート」の資格も非常に盛り上がっています。既に9回の試験を実施したのですが、この1年間で815名のエキスパートが誕生しました。詳しくは当協会のHPをご覧ください。http://www.zakkoku.jp/

 私もこの協会の常務理事を務めているのですが、この資格はなかなか充実しており「The Kokumotsu Company」を目指す当社としてもこの資格を社員にみんな取ってもらいたい思い、会社として応援することにしました。その成果もあって、当社社員ももう30人くらいは取得したでしょうか。そこで私も社員ばかりに「取りなさい!」といっているばかりではいかん!ということで今回受験をすることにしたのです。

日本の朝ごはん

 今朝私は麦とろごはんとサバの塩焼きを食べてきました。もちろん味噌汁つきです。このところ出張続きだったので、この妻が作ってくれた朝ごはん、体に本当に染み渡りました。朝、味噌汁をしみじみと飲むとき、「ああ、日本人でよかった!!」と思います。そして今朝の麦とろ、というのがまた良いですねえ。手前味噌ですが、夏の朝にはピッタリです。麦とろの日を6月16日に設定したのは、駄洒落だったけれども季節感的にもピッタリでした。

 そうそう、余談ですが今日の「どっちの料理ショー」で麦とろとそうめんが対決するんですって。「麦とろ」がこうして夏の代表メニューになったことをうれしく思いました。これも麦とろの日のおかげですよね!?

 さて本題。日本の朝ごはんって本当に良く出来ているなあ、ということなんです。なぜかというと、油を使わないでも、全く問題なく美味しく食べられることです。

永山久夫先生

 食文化研究家で著書も多数あり既に著名な方ですが、雑穀協会の理事でもある永山久夫先生は、快人(怪人ではなく!)です。誠に痛快な方、と言う意味です。何しろ若い!ご本人に確認した年齢は75歳というのですが、これが全くそうは見えないのです。思わずこの姿を紹介したくて、写真を撮らせてもらいました。

 快人である、と私が思うに象徴的なのが、その笑い方です。まーず見事な笑い方です。本当に腹のそこから「わあっはっはっ!」と大きく笑うんですが、周りにいる人間まで思わず楽しくなってしまうような、明るい笑いです。こういう笑い方が出来るってことは、本当に人生を楽しんでいるからだろうな、と思ってしまいます。

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見てください。この肌のつやと生き生きした表情。とても75歳とは見えませんよね。頭はちょっと薄いけれど・・・(失礼!)

花キラリ説明会

 ふと気がつくと昨年の8月1日にこのブログを始めたので、今日でちょうど1年が経つ計算になります。一日平均では180名の方がこのブログを見ていただいてくれることに心から感謝いたします。これからもよろしくお願いします。 

 さて昨日の日曜日、大阪で当社が専売するお米品種・花キラリの特約店説明会を行いました。前日のヴァンフォーレ甲府と浦和戦応援で大声を張り上げすぎて、声がかれてしまった状態でしたが、冒頭こんな話をさせていただきました。

 その前の週広島など中国地方を回ったときに聞いたお話ですが、このところディスカウンターでは10kg 2000円以下で米が売られている、というのです。聞いたときは「えっ、5kgですか?」と思わず聞き返してしまった私です。ところが事実なんだそうです。なぜこんな信じられないような価格が出てしまうかというと・・・・。

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<日曜日にもかかわらず、50名以上のお米屋さんが熱心に話を聴いてくださいました>

都市化が進むと・・・

 昨日は久しぶりのJリーグ再開でしたが、我がヴァンフォーレ甲府は京都パープルサンガに3-1で快勝!すごい!勝ち方が良かったと思います。戦術が徹底されていて、選手も自信を持って元気に飛び回っていましたね。新加入の茂原選手もフィットしているみたいで何よりです。思わず妻とささやかな祝杯をあげました。これからが楽しみだ!

 さて今回の主題は、ヴァンフォーレではなく穀物のお話です。先日の日経新聞の記事を読んでいると実に心配な記事がありました。それは「人口が変える世界-データで読む未来」というシリーズの中で、発展途上国で都市化が進むと食文化が変化して、自給自足が減り、外食が増え、特に肉の消費が増えるという話です。その記事によると、何と1997年では人間が食べる穀物は世界全体で約10億トン、家畜類のエサで8億6千万トン、合計約18億6千万トンが使われたのが、今から25年後の2030年にはともに14億トン台、合計28億トン台になる、というのです!

ギョーザつくり

 公開するのを忘れていた記事があったので、ちょっと時期がずれてしまったのですがもったいないので?アップしてみます。 

 5月末の日曜日、私は小学校3年生の末娘と二人で、手作りギョーザに挑戦しました。その日は妻が水泳大会へ(何とバタフライ50mに出場!、ちなみに私はバタフライはできません・・・)、息子はサッカーの公式戦、娘はバレーボールの練習試合で、結局家にいたのが私と末娘だったのです。こういうことは今はまだ珍しいことですが、段々子供達も外部とのつながりが増えて、こういうコトってどんどん増えるんでしょうね。少し年齢を感じる私・・。

 でも折角の機会なので、先日前々から欲しかった「バーミックス」という調理器具を使いたくて料理に挑戦しようと思いました。その器具は細かく刻むのが得意な機械なんで、いろいろとレシピ集を見ていると、ギョーザにしよう!と決めました。だっていろいろとキャぺツやら、ニラやら刻むじゃないですか。そこで早速得意のdanchuのバックナンバーをひっくり返して、レシピを見つけました。

雑穀エキスパート

 先週の土曜日、日曜日には雑穀協会の主催する「雑穀エキスパート」の資格試験が東京・新橋で行われました。私も日曜日に立ち会ってきたのですが、今回も熱心な受験者が約100名ほど真剣に講義を受けていました。この雑穀エキスパートの資格は昨年の秋から立ち上がり、すでに今回の受験者をあわせると約1000名の方がこの資格を取得したことになるんです。ちなみに雑穀協会のHPはhttp://www.zakkoku.jp/
このところの雑穀に対する関心の高さはこんなところにも現れていますよね。
毎回、満員になってしまって、今は次回まで待っていただいているような状況です。

この資格の目的は「雑穀をもっと知っていただき、それを自分でも実際に食べてもらったり、勧めたりする人の輪を広げよう」というものです。もちろん我々は別に「雑穀だけが良い」とは思ってはいません。やはり食事はバランスが大事だというのが基本です。
しかしそのバランスをとっていく上で、主食・穀物はまず摂らねばならない大事な部分で、さらにそこに雑穀という穀物を加えることでもっとバランスが取れた食事になるんですよ、ということを伝えていきたいのです。
それにしても感心するのは、受験者の熱心さ、まじめさ、です。

大麦にヘルスクレーム認可!

 2日の金曜日に大麦食品推進協議会の主催でアメリカからクリスティーン E.ファストノート博士をお招きして、昨年12月にアメリカで認められた、大麦の心疾患に対するヘルスクレームに対しての講演をいただきました。実はこのアメリカ FDAによるヘルスクレームは以前から興味をもつというか、期待をしていました。というのは、同じ食物繊維の豊富な穀物である、オーツ麦は既に心疾患に対するヘルスクレームが認められていたからです。

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 アメリカにおけるヘルスクレームって良く分からないでしょう。(実は私も専門家ではないのですが・・・)非常に大雑把に言いますと、ある食物が特定の病気に効く、という表示をパッケージにすることを許される、ということです。日本で言うところの特定栄養保健食品(俗に言う 特保・トクホ)とよく似ていますが、ちょっと基本的な考え方が違うように思います。今回アメリカで認められた強調表示は、「大麦由来のベータグルカンを一回で0.75g摂取できる食品」であれば、心疾患リスク軽減に効果がある、というものです。これが認められたことは、本当にすごいことであり、アメリカでも既に大麦への注目は以前とは全然違ったものになったようです。

 今回来日していただいたファストノート博士は、25年にわたって大麦の育種、遺伝的性質、栄養の質について研究を行ってきた方で、今回のヘルスクレームの申請者の一人でもあります。また全米大麦食品協議会(NBFC)のメンバーでもあり、正にアメリカにおいて大麦の大きな可能性を信じる我々の導師、同志である方です。 

麦とろの日イン渋温泉

 今年で6回目を迎える「麦とろの日」ですが、年々盛んになっていることは本当にありがたいことです。今年の6月16日もいよいよ迫ってきまして、各地でのイベント仕掛けが始まりました。「温泉で麦とろ!」というのは元々枝元会長の発案で始まったのですが(何しろ5年前の最初の記者発表を東京・麻布十番温泉でやったくらいですから・・・)、これが結構温泉地の方々に受けて協力がいただけるんです。

 真っ先にその企画に乗ってくださったのが今回お邪魔した長野・渋温泉の方々です。もう3年目になりました。こちらも年々盛り上がって来まして、今年は枝元さんと私もお邪魔して温泉街の女将さんたちと懇親会、という企画になりました。

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着物をきちんと着て、良い姿勢でいる女将さんを大勢前にして、ちょっと緊張しました。でも最初から枝元さんと掛け合い漫才みたいになってしまって・・・。まあ、雰囲気が柔らかくなって良かったか・・・。

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今年も10日間、各お宿それぞれの工夫で麦とろメニューを提供してもらうことになっています。どうぞ、期間中に訪れてみてください。

岡山の資源生物化学研究所

 この前の日曜日、月曜日と岡山県倉敷に大麦食品推進協議会http://www.oh-mugi.com/about.htmlの総会のため、行ってきました。倉敷って初めてでしたけれど、風情のある良い街ですね。大原美術館には行き損ねたのですが、大原財閥の高い志がいたるところに今も息づく素敵な街でした。我々が宿泊した倉敷国際ホテルも古かったけれど、随所に高い意識を感じるすごく気持ちの良いホテルでした。

 さて本題は今回お邪魔した岡山大学資源生物化学研究所のすごさ、です。私も大麦にかける情熱は人後に落ちないという若干の自負はあったのですが、そんなものはまだまだ単なる思いであって、実践が伴っていない甘っちょろいものだと感じました。その研究所は大原孫三郎氏が大正3年に設立した90年以上の歴史があります。http://www.rib.okayama-u.ac.jp/index-j.html そして長年大麦の研究を進め、世界から約1万種の大麦の種を集めて、しっかり保管・管理しています。現場を見せてもらいましたが、実にしっかりした保管・管理状態でした。それにしてもその収集にも、保管にもすごい手間もかかっている様子でした。皆さん、大麦って世界に1万品種もあるって知っていました?私も知りませんでした・・・。

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手前で熱心に説明しているのが、この研究所の所長であり大麦の世界的権威である武田和義先生です。その左隣の女性が当協議会の会長、池上先生です。

食品メーカーの役割

 いきなり重いテーマを取り上げました。以前から「いつか書こう」と思っていた内容なのですが、食品に携わる企業としてどういう活動をしていくか、ということは食に対していろいろな影響を及ぼしていく、と言う問題です。当たり前のことながら、よく売れるということと、食文化の継承、醸成といったことが相反することが多い、ということなのです。

 企業は利益を上げ続けなければ存続できません。そのためにはお客様、生活者の変化するニーズ、あるいは彼らの気付いていないニーズまでに対応して、新しい商品を開発・販売しなければなりません。そしてそのニーズの大きな切り口として「簡便性」「すぐにわかるおいしさ」というものがあります。このニーズに如何に対応していくか、というのが企業理念、食に対する理念と言ったものが大きく影響すると思うのです。

大麦の産地・福井県

 昨日、おとといと福井県の大麦産地へ行ってきました。目的は4年目になる「麦とろ麺」の拡販のための記者会見への出席なのですが、折角だったので福井県の中でも最大の大麦生産地である花咲ふくい農協へ行き、圃場も見せてもらいました。あいにくの雨と風でしたが、ちょうど茎の中に穂が出てくる時期だそうで、これを実際に見せてくれました。これからの45日くらいの天候が、大麦にとっては大事な時期だそうで、日光がきっちり当たりながらも、高温になりすぎない、ということが必要なんだそうです。どうか、良い天候に恵まれますように。

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真ん中に見える黄色いのが、穂の赤ちゃんです。

 福井県は当社にとって、最大の原料調達先ですが、広々と続くこの青く生命力にあふれた作物を実際に見たのは恥ずかしながら初めてでした。当たり前ながら、こうやって農家の方がしっかり作ってくれた大麦があるからこそ、当社も品質の良い「麦割」が作れるのだ、ということを改めて認識しました。そして厳しい冬を乗り越えて、こうして春に青々と茂り、穂を出し始めているこの大麦を愛おしく、頼もしく思いました。

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スズノブ・西島社長

 昨晩は目黒・都立大学駅にあるお米屋さん、スズノブの西島社長に会ってきました。米穀業界では有名な方ですが、マスコミで取り上げられることが多いのでやや「マスコミ受け狙いのお店」という誤解を招いている印象もあるのですが、ご本人は「お米の価値をいかに伝えるか」ということをいたって真剣に腐心されている、私は非常に共感するお一人です。

 昨日はお米の多様性とその産地特性と言うような話で大いに盛り上がりました。そうそう、一度お米のことに興味のある人は西島さんが最近上梓された「今日はこの米! コシヒカリの子孫たち」(生活人新書 NHK出版 740円)と言う本を読まれることをお勧めします。私もいろんな発見がありました。例えば「朝ごはんにギラギラとしたつやで、しっかりした甘みがあり、粘りが強くて食べ応えのあるごはんは向かない」と言った、当たり前の指摘に「なるほど」と頷いてしまったり。いろんな産地が、それぞれがんばっている様子も改めて理解しました。

ジョエル・ロブションにて

 22日(水)に当社の新コーポレートブランドと、気合の新商品「おいしさ味わう十六穀ごはん」のプレス発表会を、東京・恵比寿ガーデンプレイスのジョエル・ロブションという有名なレストランで行いました。(http://www.robuchon.jp/)まずはこのレストランの質感の高さに圧倒されました。噂には聞いていたものの、足を踏み入れてみるとさすがに重厚ではあるが、威圧的ではなく、落ち着ける快適な空間でした。

 一般紙、業界紙、雑誌の記者、編集者さんたちが60名ほど集まってくれました。冒頭、10分程度でしたが私はこんな話をしました。まずお米がどれくらい食べられなくなったか、ということ。(昭和37年には118kg/年だったのが、平成15年には62kg/になってしまったのです。そう半分!!)そしてそれがどんな理由からか、ということ。もちろんさまざまな理由が絡み合っているのですが、やっぱり肉や油脂、乳製品などいわゆる”おいしい”食品がどんどん増えて、じっくり味わう穀物は減ってしまったのでは?というのが私の基本の考えです。これ以外にも学校給食がパンであったこと、ご飯は太る、という迷信が出来上がってしまったこと、など色々あるでしょう。

家族の変化

 久々に主食について書いてみたいと思います。(何しろこのブログのテーマですからね!)先日、財務省から送られてきた「税のはなしをしよう」というPR誌を見ていたら、ショッキングなデータに出会ったのです。それは今から15年後の2020年には、家族構成として単身世帯が1666万世帯ということで構成比が33%!!となり、夫婦のみの世帯が1051万世帯で構成比21%、二つあわせると全世帯数の54%という過半数を占める、と言うデータです。ちなみに今から15年前の1990年時点では、夫婦と子供のみの世帯が全体の40%弱を占めていて、家族の姿というのはこれが中心になっていたんですね。いわゆる両親と子供二人、みたいなモデル家族と言うのがまだ存在したのでしょう。

 しかし2000年には既にこの夫婦と子供のみの世帯に、単身世帯が割合としては迫っているんですね。(前者が32%に対して、後者は28%)つまり2020年に驚く前に、既に現実としてこの単身世帯の急増+夫婦二人の世帯の増加は起きている、と言うことなんです。いやあ、これは驚いた。

 

揖保の糸ブランドのすごさ

 先週の水曜日に兵庫県・龍野の揖保の糸手延べそうめん組合に行ってきました。理事長の井上さんと営業部長の長谷川さんにお会いしてきました。以前から一度、龍野で一杯やりましょう、と言っていたのがようやく実現しました。しかし今回本当に強く感じたのは、ブランドを築くことが如何に時間がかかり、しかも厳しいものか、ということです。当社もこれから「はくばくブランド」を構築していこう、としているのですが、乾麺業界における大先輩の歴史、仕事振りを見てその道のりの険しさに身が引き締まる思いでした。

 まず感じたのは、ブランドの基本中の基本である「モノつくり」へのこだわりです。
手延べそうめんの工程は、本でしか知らなかったのですが現場で様々な工夫と努力をしていることを実際に知ることで、「なるほど、これならば違うはずだ」と納得しました。電子顕微鏡で、機械で作ったそうめんとの組織の違いを見せてもらいましたが、明らかに違うんです。それはそうですよね。一方は延べ10時間以上の熟成をかけて延ばしていくのに対し、一方は1時間程度の熟成で圧したものを切っていくのですから。今まで手延べの「もちもちしていながら、ぷつんと切れる歯切れの良さ」というものを、何とか機械で実現しようと思っていたのですが、これは根本から考え直さねば、と思いました。でも逆にファイトも湧いてきました。よーし、何とかこの素晴らしい品質に負けない乾麺を作るぞってね。

オーストラリアの農業

 昨日、オーストラリアから帰ってきました。今回は中小製粉企業の団体である全国製粉協議会(全粉協)の45周年記念事業でして、全国の製粉企業の方々30名と一緒に約1週間の旅をしてきました。今回はなかなかハードなスケジュールだったのですが、日曜日の朝ブリスベンから入って一泊、メルボルンで2泊、最後は西オーストラリア・パースまで飛んで2泊、さらに行きと帰りはともに機内泊というものでした。でも2年ぶりのオーストラリアは、また新たな魅力に満ちていて、違った可能性を見つけられた有意義な旅でした。

 その中で今回取り上げたいのは、オーストラリアの農業(といっても小麦を中心に見てきた非常に狭い見聞ですが・・)のお話です。西オーストラリアである農家を訪ねたのですが、彼らは家族4人で何と4200haの耕地を作付けしているんだそうです。行きながらいろいろと情報を教えてもらったのですが、都会(パース)から段々離れていくにつれて農業が大型化するんですね。だから一番手前は家庭菜園というか、兼業レベル(片手間にやっている農業)だそうなんですが、その平均的規模は10〜20haなんですって!今日本で”担い手農業の育成”といって補助の対象を絞り込もう、という農業の大転換のための議論をしているんですが、北海道の担い手の基準が10ha、それ以外の地域に至っては4haなんですよ。この違いに愕然です。

 

プロ農夢の方々

 今週の火曜日15日には、岩手県・花巻に行ってきました。それは雑穀の生産では日本一の量・質を誇る「㈱プロ農夢花巻」の方々に会いに行くためです。プロ農夢さんは、正にプロの農業の方たちです。今、黍(キビ)や粟(アワ)、稗(ヒエ)といった雑穀を日本で作ってもらうには、この花巻が最高のパートナーになるんです。この3年で信じられないくらい作付けを増やし、今年は既に収穫を終えたのですが作付面積は何と740haという広さになったそうです。一口に740haといってもものすごい広さですよね。新花巻駅を降りて、車で案内してもらったのですが岩手県の広大さに驚きました。宮沢賢治のふるさとって言うのも、なるほど!という気がする空気でした。 

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 今回お会いしたのは、その中心人物である伊藤専務(右)、小原部長(中)、菊池課長(左)のお三方です。ちょっと皆さん照れくさそうです。何となく東北の方の実直さが出てますよね。

これからの主食

 今日は私が常々考えていることについて書かせてもらいます。私はこれからの主食はもっと多様な穀物が食べられるようになるんじゃないか、と思っています。今の主食=ご飯は確かに白いご飯が当たり前です。しかしこれって、ずっと大昔からではないですよね。戦後だんだん豊かになって、当たり前に白いご飯が食べられるようになったのが50年前くらいからでしょうか。さらにコシヒカリとか、あきたこまちとか、品種にこだわるようになったのはもっと後で30年前くらいからでしょうか?

 日本人がいろんなものを食べてきた歴史の中で、50年間なんてホンの瞬間だと思います。これも歴史の流れの中で、高度成長し、豊かさ=おいしさ+簡単さ、という価値観の中で起きた出来事です。しかしその流れは行き過ぎてしまった気がするのです。魚沼コシヒカリが一番いいご飯で、それからピラミッド型に裾野が広がるお米の世界ってちょっとおかしいと思いませんか?

朝ごはん実行委員会

 朝ごはん実行委員会って知っていますか?ある方から紹介してもらってHPを見たところ、これはなかなか充実した良い取り組みだなあ、と感心しました。これは旧食糧庁、JA全中さんが運営しているサイトでして、お米の消費拡大はまず朝しっかりごはんを食べることだ、という思想からやっておられます。http://www.asagohan.org/txt/index.html このサイト、結構おもしろい情報が満載ですよ。朝、ごはんを食べている子供のほうが成績が良い!とか、面倒くさいと思っている朝ごはんも、実はパンと比較して数分しか準備の時間は変わらない、とかですね。

 最近、その兄弟(?)バージョンとして、朝組というサイトも立ち上がったようですよ。http://www.asagumi.jp

 私も正にこの考え方に同感!です。私も以前からお米をもっと食べてもらうには、朝ごはんを食べてもらうことが、非常に重要かつ有効だと思っていました。だって日本人はやっぱり朝はがっちりごはんを食べて、一日元気良くスタートでしょ。それが麦ご飯だったらさらに最高!っていうのは私の考えですが。

大麦食品推進協議会

 一昨日の10月4日に恵比寿・サッポロビールさんの本社で、第1回の大麦食品推進協議会主催の大麦食品 シンポジウムを開きました。私もこの協議会の副会長をしているもので、冒頭結構気合を入れて挨拶しました。というより、大麦を食品として活用しよう、という趣旨のシンポジウムにこれだけ(約160名)の方が集まってくれたことが、うれしくて仕方なかったのです。

 大麦食品推進協議会は今年の7月8日に発足した出来立てほやほやの協議会です。我々のような精麦業界のメンバーと、これまでビールの原料として大麦にこだわってきたサッポロビールさん、そして食物繊維の権威であり、大麦に対しては我々以上に並々ならぬ情熱をお持ちの大妻女子大学の池上教授が集まってできた会なんです。めぐり合わせというか、時代の流れと言うか、不思議な縁を感じます。

韓国の食への執念

 前回に引き続き韓国ネタです。いやあ、今回驚いたのは韓国の方の食への執念です。今まで中国の食材の豊富さ(例えば海燕の巣とか、フカヒレだの、よくそんなもの食材にするなあ、と思っていたのです。)に感心していましたが、韓国も発酵食品に対する執念と言うか、情熱と言うか、すごいですね。キムチ専用の冷蔵庫って一家の必需品なんですってね。それもドーンと大きくて、デパートで25万円とかしていました。それから塩辛も本当にいろんな種類があるし。今回はイワシの塩辛をいただきましたよ。アンチョビぽかったです。

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これが蚕のさなぎを煮たものです。夜の屋台で売っていました。これって私にとっては黒鯛釣るときの餌じゃないの?って感じです。匂いが結構きついんですよね。でも上品なガイドである韓さんも「おいしんですよ!」って涼しい顔で言っていました。ふーん。

主食はシビアだ!

 今雑穀が良く売れています。いわゆるブームにはしたくないのですが、トレンドであることは間違いないと思っています。当社もこの業界ではいろいろと商品を出して、お陰さまで好評をいただいています。

 そうするとやはりいろいろな企業が参入してくるのは世の常。大手食品メーカーのH社さん、ビール大手のS社さんも張り切ってこの業界に参入してきました。このほかにも地方にはいろんな会社がそれぞれの「雑穀ごはん」を作っています。

 これはこれで良いことだと思います。競争が起きれば市場には情報が発信され、お客様が認知し、我々もその競争の中でもっと知恵をだして鍛えられる。他社ももっと知恵を絞ってリスクを犯してでも挑戦してくる。

プロフィール

社長写真

株式会社はくばく
代表取締役社長
長澤重俊

1966年ひのえうま生まれ。
東京大学ラグビー部卒。(本当は経済学部)
住友商事を経て1992年はくばく入社。
趣味はゴルフとワインかな?
今年、ヴァンフォーレ甲府が大活躍することを心から期待しています。