2018年7月アーカイブ

たねやさん ラコリーナ

 先週の金曜日、滋賀県 近江八幡駅のそばにある、たねやグループが経営する「ラコリーナ」さんへ見学に行ってきました。今回はある会社を通じて、社会部(という部署があるんです!)の部長にご案内いただいたので、その施設運営の背景にある志や思想をしっかり理解させていただき、大変刺激を受けて帰ってきました。

 まず驚いたのは、集客施設を作る5年も前から農業法人を作って、その地域での作物育成、環境整備などから手を付けた、と言うお話。地元の山野草を育てそれを全国の店舗へ花器と共に送って季節を感じてもらっているそうです。商売よりもまずは自分たちが関わる「食」「四季」と言うものに正面から向き合い、その原料をもたらす農業や地域と言うものに対してアプローチをしたことに覚悟を感じました。当日も農業スタッフが猛暑の中、黙々と苗木等を手入れする姿に尊い営みを感じました。

 またその地域の育んできて文化と言うものにも大いに関心を持っていらっしゃり、失われつつある松明の作成であったり、どんぐりプロジェクトという木を植えるプロジェクトであったり、地元の大学と組んでのワークショップであったり、様々なユニークな活動をされていることにも驚きました。

 現在この施設には年間285万人の方が訪れていらっしゃるとのこと。当初ここを訪れる前はきっとたねやさん、クラブハリエさんのスイーツに惹かれて多くの人が来ているのだろう、と安易に考えていましたが、この施設の底流に脈々と流れている食、地域文化、四季、遊びこころなどそういった真摯な思いの部分を人々が感じていらっしゃるからではないかと思い直しました。

 この日はお会いできなかったのですが、山本社長の思いがびっしり詰まった表現の場なのだとも感じました。最近できたガレージ風の建物にはクラシックバイクやサーフィンなど彼の遊び心が満載で、また違う魅力を感じさせる施設となっていました。うーむ、これはやられた!と言う感じです。自由な心で、食や地域と真剣に向き合って、自分たちが大事だと思うことを実行し、それを表現していることに心から敬意を表します。皆さんも一度、訪れてみてください。とても心地よい空気が流れていますよ。

人形町の福そば

 このところブログの更新がかなり滞ってしまったことを反省し、これからは短くても良いから頻度を上げて更新していこうと思っておりますのでよろしくお願いいたします。

 さて再開の1回目として取り上げたいのは、私が以前から贔屓にしている人形町にある立ち食いそば屋「福そば」さんのお話。このお店は立ち食いとは言えないレベルの高いお蕎麦と天ぷらを提供してくれています。もちろんお値段は立ち食いの安心価格です!

https://tabelog.com/tokyo/A1302/A130204/13120777/

 しかしながら最近、しばらく行けていなかったので久しぶりに行ってみようと朝いちばんで立ち寄ったところ、女性スタッフも若返り新しい印象に。それにも増して印象的だったのは、この暑い日が続く中で朝から大汗をかきながら一生懸命丁寧にかき揚げを揚げている店主の姿。毎日、毎日、こうやって朝から暑い中、天ぷらを揚げているんだなあ、と胸を打たれてしまいました。「働く」っていう事はこういう地道な作業の繰り返しなのだな、と改めて感じました。

 もちろん日々改善を繰り返していると思いますが、基本はいっしょ、と言うかむしろ基本が大事。そばつゆも丁寧にカツオ節をたっぷり使って美味しそうなだしをとっておりました。このお店の魅力は蕎麦も、つゆも、天ぷらも本当に丁寧な良い仕事をしていることが実感できること。これを1年中、暑い日も寒い日も繰り返し継続していくことに対して「実に尊いことだ。」と感心してしまいました。

 この日もやっぱりそばつゆを最後まで飲み干してしまって、少し罪悪感を感じながらも しみじみ「ああ、美味しかった」と。天ぷらを揚げている店主に「また来るね!」と挨拶をして外へ出ました。そして「さあ、今日もがんばるか!」と既に暑い東京の空気の中でつぶやいたのでした。

プロフィール

社長写真

株式会社はくばく
代表取締役社長
長澤重俊

1966年ひのえうま生まれ。
東京大学ラグビー部卒。(本当は経済学部)
住友商事を経て1992年はくばく入社。
趣味はゴルフとワインかな?
今年、ヴァンフォーレ甲府が大活躍することを心から期待しています。