2017年2月アーカイブ

さあ、シーズンインだ!

 いよいよ今年のヴァンフォーレ甲府のシーズンが始まる。開幕3連戦がG大阪、鹿島、浦和という強豪チームとなってしまったが、それも仕方あるまい。魂のこもったゲームで1点でも多く勝ち点を積み重ねてもらいたい。いつも思うのだが、やはりヴァンフォーレの試合がないオフシーズンは寂しい。負けるとそのがっかりした気持ちを整理するのは大変だけれど、それもまたいいものだ。その代り勝った時の喜びはもちろん格別だ。

 

さて今年のシーズンはいつになく期待感が高いように感じる。ドドゥ選手はじめ昨年の主力メンバーが殆ど残ったし、ブラジル人ストライカーもJリーグで実績のあるウイルソン選手が獲得出来たことは大きい。また京都から堀米選手も帰ってきたし、小椋選手、兵働選手と言う勝利の味を知っているチームから経験豊富なⅯFもやってきた。また大学からも道渕選手、小出選手、曽根田選手と言う将来有望な元気な選手もベテランに刺激を与えるだろう。そして何よりも吉田新監督の目指すサッカーに期待が持たれている。

 

私はこのヴァンフォーレ甲府と言う小さい財政規模の地方のチームが5年連続でJ1を戦うことは本当に快挙だと思っている。しかし皮肉なことに居続けることでJ1であることが段々当たり前になって、山梨県民の関心、熱意が薄れてきているのではないか、と言う強い危機感を持っている。2005年に初めてJ1に昇格した時の興奮は今でも忘れないが、現在は良くも悪くも落ち着いてしまったという気がする。その後2回の降格を経験して、現在5年連続でJ1というのは本当に誇るべき歴史なのだが、県民の熱はヒートアップするどころか段々通常の光景になってしまったのは実に残念だ。

 

そこで今シーズンの意味がある。やはり県民の関心、熱意を呼び戻すのは実際のゲームでの魅力以外にないのだろう。VF選手が組織的に攻めあがる瞬間、中銀スタジアムは独特のムードに包まれる。観客がワクワク心躍る瞬間だ。また試合終了まで死力を尽くし走りぬくことで、ロスタイムに劇的な瞬間があった。これをかつて小瀬劇場と言ったのではないか。選手には覚悟を決めてもらいたい。もうJ1に居続けるだけだは興奮、感動は呼び起せない、と。勝つために戦い抜いて、結果を残す。プロとして当然のことに覚悟をもって取り組んでもらいたい。その挑戦の先にこれまでとはまた別次元の興奮、感動が待っているはずだ。そしてそれを成し遂げた時にヴァンフォーレ甲府は更にプロヴィンチアとして未知の階段を上ったことになるのだろう。さあ、シーズンインだ!

プロフィール

社長写真

株式会社はくばく
代表取締役社長
長澤重俊

1966年ひのえうま生まれ。
東京大学ラグビー部卒。(本当は経済学部)
住友商事を経て1992年はくばく入社。
趣味はゴルフとワインかな?
今年、ヴァンフォーレ甲府が大活躍することを心から期待しています。